| 天孫降臨神話考 |

| (れんだいこのショートメッセージ) |
| 天照大神は、孫の邇邇芸の命(ニニギの命)に命じて日向(今の宮崎県)の高千穂の峰に降臨させる。これを天孫降臨譚と云う。これを日本神話その6とする。 2006.12.4日 れんだいこ拝 |
| 【ニニギの命の登場とアマテラスの降臨命令譚】 | |
アマテラスは、出雲王朝を征伐したあと、天孫降臨する。次のように記されている。
|
|
| オシホミミの命=。ニニギの命=邇邇芸命、瓊瓊杵命。アメノコヤネ=、中臣氏の祖神。フトダマ=、忌部氏の祖神。アメノウズメ=、猿女氏の祖神。イシコリドメ=、鏡作の祖神。タマノオヤ=、玉作の祖神。アメノオシヒ=、大伴氏の祖神。ヒコホノ二ニギ=。アメノイワトワケ=。タジカラヲ=。アメツクメ=天津久米命。 | |
| 「ニニギの命の登場とアマテラスの降臨命令譚」は、天孫族が、出雲王朝を屈服せしめた報を受け取ったアマテラスにより打ち出された葦原中国平定の降臨命令の様子を伝えている。 |
| 【「天壌無窮の神勅」考】 | ||||
天孫降臨の時、アマテラスが発した神勅は「天壌無窮の神勅」はと云われる。これを日本書紀、古事記その他で確認しておく。
|
| 【サルタ彦の水先案内人登場譚】 | |||||
ニニギの命一行の天孫降臨に当たって、道先案内人としてサルタ彦が登場する。
|
|||||
| サルタ彦=猿田昆古。 | |||||
| 「サルタ彦の水先案内人登場譚」は、高天原王朝の天孫降臨に当って、サルタ彦が水先案内することになった経緯を伝えている。「上は高天原を照らし、下は葦原中国を照らす」とは、高天原と葦原中国の双方に事情通であったという意味であろう。思うに、独眼流れんだいこ観点だが、サルタ彦は、大国主の命が形成した統一出雲王朝前の原出雲王朝の統領ではなかろうか。この間、原出雲勢力は統一出雲王朝に冷や飯を食わされており、天孫族の降臨に際して誼を通じる事で原出雲王朝の再興を図ろうとしていたのではなかろうか。こう理解すれば、サルタ彦が水先案内人として登場したことや、その後の動き、使い捨てにされる末路等が整合的に理解できることになる。 |
| 【ニニギノ命の一行が日向の国高千穂の峰に天孫降臨譚】 | |
ニニギの命一行が、日向の国の高千穂の峰に降臨する。
「筑紫の日向の国の高千穂の峰」は、現在の宮崎県の高千穂の峰に比定されている。但し、異説として現在の鹿児島県境の霧島(1573m)を高千穂とする伝承もある。この地の霧島神宮の由緒がこれを証しており、日本書紀の降臨記述にある「日向の襲(そ)の高千穂のくしふる二上峰(ふたがみみね)」とあるのは九州随一の高山である霧島連峰を示唆している、と云う。 |
|
| 「ニニギノ命の一行が日向の国高千穂の峰に天孫降臨譚」は、ヤタの鏡と草薙の剣と八坂の勾玉(まがたま)が三種の神器であること、筑紫の日向の国の高千穂の峰に天孫降臨したことを伝えている。これにより、高天原族は天孫族とも云われることになる。以降、仮に天孫族と云いかえることにする。なお、本居宣長の「古事記伝」に拠ると、「この高千穂は、霧島山を云うなり」とある。 |
| 補足【戦前歴史教科書の記述考】 | |||
1911(明治14)年の文部省発行の尋常小学校用の歴史教科書(「復刻国定教科書 尋常小学校日本歴史」、大空社)は、この経緯を次のように表記説明している。
|
| 【ニニギの命とコノハナサクヤ姫の結婚譚】 | |
|
|
| コノハナサクヤ姫=木花咲耶比売。イシナガ姫=石長比賣、イワナガ姫。ホデリの命=火照命。ホスセリの命=火須勢理命。ホオリの命=火遠理命、 | |
| 「ニニギの命とコノハナサクヤ姫の結婚譚」は、ニニギの命がオオヤマヅミ神の娘コノハナサクヤ姫と結婚した事を伝えている。これは、天孫族がオオヤマヅミ族系と同盟関係に入った事を伝えている裏メッセージであろうと悟らせていただく。オオヤマヅミ神が天孫族の最初の同盟となった。 |
| 【コノハナサクヤ姫の出産譚】 | |||
|