| れんだいこ撰日本神話譚 |

| (れんだいこのショートメッセージ) |
| ここで、れんだいこ撰の大人向け日本神話を書き著すことにする。日本神話の面白さ、他の国々の神話と比較して見た場合の特質を確認しておくことにする。但し、これを記紀神話のみに依拠して綴るのは片手落ちの気がしてならない。そこで、いわゆる古史古伝の各書の記述をも踏まえながら、れんだいこ眼力による日本神話譚を書きあげることにする。ここに本書のユニークさがある。爾来、誰も為さなかった日本神話考であろう。れんだいこが思うに、日本神話には現代世界の精神の逼塞、地球環境汚染の危機から脱する叡智が秘められているのではなかろうか。そういう辺りを探っていただければ本望である。 戦後65年になる2010年現在の政治、経済、文化の徴候として「日本人のアイデンティティの喪失」が激しい。それも時代の単なる変化によってもたらされたのではなく、先の戦争の敗戦後遺症とも云うべき事象ではなかろうか。れんだいこはそう思うようになった。気にかかることを調べるうちに、ますますそう確信した。そこで、「日本人のアイデンティティ」を求める旅に出、見聞したことを広めることにした。その手始めとして、れんだいこ撰による日本神話譚を披歴することにする。知られているようで知られていない。仮に知られていても、戦前の皇国史観に添う奇形にされた神話譚でしかない。そこで、本来の日本神話譚を探し求めることにした。やがてこれが書籍化され、日本全国の茶の間か書籍棚に納められることを願う。 2010.08.12日 れんだいこ拝 |
| 【日本神話譚その1、造化三神譚】 | |||||
日本神話は、この世の成り立ちから説き始められている。これが、とってつけられたような絵空事の話なのか、深い叡智が秘められているのか、それは各自が任意に窺えば良い。これを「日本神話その1」とする。その「1の1」として「造化三神譚」が記されている。日本神話はここから始まる。次のように記されている。
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| 【日本神話譚その2、五柱譚】 | ||||
「日本神話その1」は続いて「五柱譚」に向かっている。これを「1の2」とする。次のように記されている。
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| 【日本神話譚その3、神世七代神譚】 | |
「日本神話その1の3」として「神代七代神譚」が次のように記されている。
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| 国のトコタチの神=國之常立神。トヨクモの神=豊雲野神。ウヒヂコの神=宇比地邇神。イモスヒヂコの神=妹須比智邇神。ツノグの神=角杙神。イモイクグヒ神=妹活杙神。オホトノヂの神=意富斗能地神。イモオホトノベの神=妹大斗乃辨神。オモダルの神=於母陀流神。イモアヤカシコネの神=妹阿夜訶志古泥神。イザナキの神=伊邪那岐神。イモイザナミの神=妹伊邪那美神。 | |
| 次に、国のトコタチの神からイザナミの神までが挙げられ、神世七代としている。国のトコタチの神、トヨクモの神以降の神は男女のそれぞれの理合いを持つ性別神である。この記述を、各種古史古伝の記述と比較すれば更に興味深いと思われる。なお、「造化三神、五柱神と神世七代神による天地創造譚」は、中国の聖数「三、五、七」で整理していることになる。 |
| 【日本神話譚その4、イザナギの命とイザナミの交ぐわいによる天地創造譚】 | ||||||||||||||||||||
日本神話譚その1、その2、その3は宇宙の創造譚を記している。ここまでを「日本神話その1」とする。これより、「日本神話その2」として イザナギの命とイザナミの命による国土創世譚が続く。イザナギの命とイザナミの命は、交ぐわいによる国土を創世していく。次のように記されている。まず、「日本神話その2の1」として、両神の馴れ初めから始まる。
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| オノゴロ島=(古事記)淤能碁呂島、(日本書紀)。 | ||||||||||||||||||||
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イザナギとイザナミの原語解析をすると、イザは南島祖語で「最初の」という意味を持つ。ナはノであり、ギは男、ミは女を意味する。これによると、イザナギとイザナミは初男、初女ということになる。「イザナギの命とイザナミの交合(まぐわい)譚」を何気なく聞き過ごしがちであるが実は、この神話はいかにも日本的であることが洞察されねばならない。それは、国土形成の始発を男女二神の交合(まぐわい)によって記述していることにある。ユダヤ―キリスト教界の聖書に於ける天地創造譚にはこのような記述はない。キリスト教聖書では、教祖イエスの母マリアの処女懐妊譚で箔付けしている。これに対し、日本神話では交合(まぐわい)から始まることを示し、且つ、あからさまあけっぴろげに性交を記述している。この二つの性格が日本神話の真骨頂であることを読み取らねばならない。してみれば、日本神話譚で育つ日本人は、交合(まぐわい)を聖俗両面から受け入れ、意識に於いても遺伝してきていることになる。 2007.1.28日 れんだいこ拝 |
| 【日本神話譚その5、イザナギの命とイザナミの命による国土形成譚】 | |
「日本神話その2の2」として、イザナギの命とイザナミの命の交ぐわいによる国土形成譚が次のように記されている。
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| アワジノホノサワケの島=淡道之穂之狭別島、淡路島と比定。イヨノフタナの島=伊予之二名島、四国。エヒメ=愛比売、愛媛県と比定。伊予→愛媛県と比定。イイヨリヒコ=飯依比古。讃岐→香川県と比定。オオゲツヒメ=大宜都比売。粟→阿波→徳島県と比定。タケヨリワケ=建依別。土佐→高知県と比定。オキノミツゴノシマ=隠伎之三子島。隠岐島と比定。ツクシの島=筑紫島、九州と比定。筑紫の国=。豊の国=。肥の国=。熊襲の国=。イキの島=伊岐島。壱岐島と比定。ツ島=津島。対馬と比定。サドの島=佐渡島。佐渡が島と比定。オホヤマトトヨカキヅ島=大倭豊秋津島。キビノコシマ=吉備児島、岡山県児島半島。アズキシマ=小豆島、香川県小豆島と比定。オオ島=大島。オミナ島=女島。大分県国東半島沖の姫島。チカの島=知訶島、長崎県五島列島。フタゴの島=両児島。五島列島南の男島・女島。 | |
| 日本書紀では出生の順序が異なるが、イザナギの命とイザナミの命の男女二神による国土形成譚であることが興味深い。特に、四国への言及が重視されていることが注目される。天の浮き橋、オノゴロ島、大八島(州)国の比定にも関心をそそられる。 |
| 【日本神話譚その6、イザナギの命とイザナミによる自然系諸神生成譚】 | ||||
「日本神話その2の3」として、イザナギの命とイザナミの命による自然系諸神生成譚が次のように記されている。
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| 【日本神話譚その7、その後に生み出された神々譚】 | |
「日本神話その2の4」として、イザナミの命の死が伝えられ、その後に生み出された諸神が次のように記されている。
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| 【日本神話譚その8、黄泉(よみ)の国譚】 | |||||||||||||||||||
「日本神話その2の5」として、イザナギがイザナミの居る黄泉の国へ向かい、その時の遣り取りが次のように記されている。
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| ナキサハメの神=泣澤女神。大神ヅミの命=。 | |||||||||||||||||||
| ここで、現世の国と黄泉(よみ)の国が語られている。黄泉(よみ)の国の暗喩するものが何であるか興味深い。 |