ミフネユク チヌノヤマキテ みふねゆく ちぬのやまきて 御船 行く 茅渟の山城で ヰツセカル キノカマヤマニ ゐつせかる きのかまやまに ヰツセ 枯る 紀の竃山に オクラシム ナクサノトヘカ おくらしむ なくさのとへか 葬らしむ 名草のトベが コハムユエ ツミシテサノエ こはむゆえ つみしてさのえ 拒む故 潰して狭野へ
クマノムラ イワタテコエテ くまのむら いわたてこえて 熊野ムラ 磐盾 越えて (船上からの景観の描写) オキオコク ツチカセフネオ おきおこく つちかせふねお 沖を漕ぐ 旋風 船を タタヨハス イナヰイサチテ たたよはす いなゐいさちて 漂わす イナヰイ 騒ちて アメノカミ ハハワタカミヤ あめのかみ ははわたかみや 「天の守 母 海守や <父は> イカカセン クカニタシナメ いかかせん くかにたしなめ 如何がせん 陸に窘め マタウミト イルサヒモチノ またうみと いるさひもちの また海」と 去る サヒモチの ウミノカミ ミケイリモマタ うみのかみ みけいりもまた 海の神 ミケイリもまた サカナミノ ウミオウラミテ さかなみの うみおうらみて 逆波の 海を恨みて カミトナル かみとなる 神となる
スヘラキミコモ すへらきみこも 皇御子も ツツカナク ユクアラサカニ つつかなく ゆくあらさかに 恙 無く 行く荒坂に イソラナス ニシキトコハミ いそらなす にしきとこはみ イソラなす ニシキド 拒み ヲエハケハ ミナツカレフシ をえはけは みなつかれふし 汚穢 吐けば 皆 疲れ臥し ネフルトキ タカクラシタニ ねふるとき たかくらしたに 眠る時 タカクラシタに ユメノツケ タケミカツチニ ゆめのつけ たけみかつちに 夢の告げ 「タケミカツチに ミコトノリ クニサヤケレハ みことのり くにさやけれは 御言宣 『地 騒やければ (アマテル) ナンチユケ カミニコタエハ なんちゆけ かみにこたえは 汝 行け』 神に答えは ユカストモ クニムケツルキ ゆかすとも くにむけつるき 『行かずとも 国平け剣 クタサント カミモウメナリ くたさんと かみもうめなり 下さん』と 神も『宜なり』 ミカツチノ フツノミタマオ みかつちの ふつのみたまお 『ミカツチの フツの霊魂を クラニオク コレタテマツレ くらにおく これたてまつれ 倉に置く これ 奉れ』 アヒアヒト タカクラシタカ あひあひと たかくらしたか 『あひあひ』」と タカクラシタが ユメサメテ クラオヒラケハ ゆめさめて くらおひらけは 夢 覚めて 倉を開けば ソコイタニ タチタルツルキ そこいたに たちたるつるき 底板に 立ちたる剣 ススムレハ キミノナカネノ すすむれは きみのなかねの 進むれば 君の長寝の ヲヱサメテ モロモサムレハ をゑさめて もろもさむれは 汚穢 冷めて 諸も覚むれば イクサタチ ヤマチケワシク いくさたち やまちけわしく 軍立ち 山道 険しく スエタエテ ノニシチマヒテ すえたえて のにしちまひて 末え絶えて 野にしぢまひて スヘラキノ ユメニアマテル すへらきの ゆめにあまてる 皇の 夢にアマテル カミノツケ ヤタノカラスオ かみのつけ やたのからすお 神の告げ 「八尺の烏を ミチヒキト サムレハヤタノ みちひきと さむれはやたの 導き」と 覚むれば 八尺の カラスアリ オオチカウカツ からすあり おおちかうかつ 烏あり 老翁が穿つ (八尺烏) アスカミチ イクサヒキユク あすかみち いくさひきゆく あすか道 軍 率き行く ミチヲミカ ミネコエウタノ みちをみか みねこえうたの ミチヲミが 峰 越え ウタの ウカチムラ うかちむら ウカチ村
ウカヌシメセハ うかぬしめせは ウガヌシ 召せば アニハコス オトハモウテテ あにはこす おとはもうてて 兄は来ず 弟は詣でて ツケモフス アニサカラエト つけもふす あにさからえと 告げ申す 「兄 逆らえど ミアエシテ ハカルクルリオ みあえして はかるくるりお 見合えして 謀る 転を (観察) (絡繰) シロシメセ カレニミチヲミ しろしめせ かれにみちをみ 知ろし召せ」 故にミチヲミ サカスレハ アタナスコトオ さかすれは あたなすことお 探すれば 仇なす言を オタケヒテ ナンチカツクル おたけひて なんちかつくる お猛びて 「汝が造る ヤニオレト ツルキヨユミト やにおれと つるきよゆみと 屋に居れ」と 剣よ弓と セメラレテ イナムトコナキ せめられて いなむとこなき 攻められて 辞む処方なき アメノツミ オノカクルリニ あめのつみ おのかくるりに 陽陰の潰 己が転に (運の尽) マカルナリ オトハモテナス まかるなり おとはもてなす 罷るなり 弟は持て成す キミトミモ ヨシノヲノヱノ きみとみも よしのをのゑの 君 臣も 吉野峰の縁の (君も臣も) ヰヒカリモ イワワケカミモ ゐひかりも いわわけかみも ヰヒカリも イワワケ守も イテムカフ いてむかふ 出で迎ふ
タカクラヤマノ たかくらやまの 高倉山の フモトニハ ヱシキカイクサ ふもとには ゑしきかいくさ 麓には 兄シギが軍 イハワレノ カナメニヨリテ いはわれの かなめによりて 磐余の 要に寄りて (中心に集結して) ミチフサク スヘラキイノル みちふさく すへらきいのる 道 塞ぐ 皇 祈る ユメノツケ カミオマツレヨ ゆめのつけ かみおまつれよ 夢の告げ 「神を祭れよ カクヤマノ ハニノヒラテニ かくやまの はにのひらてに 香久山の 埴の平皿に ヒモロケト カミノヲシエニ ひもろけと かみのをしえに ヒモロケ」と 神の教えに ナサントス オトウカシキテ なさんとす おとうかしきて 為さんとす 弟ウカシ 来て (合す) シキタケル カタキアカシモ しきたける かたきあかしも 「磯城長 葛城別主も ミナコハム キミオオモエハ みなこはむ きみおおもえは 皆 拒む 君を思えば カクヤマノ ハニノヒラテノ かくやまの はにのひらての 香久山の 埴の平皿の ヒモロケニ アメツチマツリ ひもろけに あめつちまつり ヒモロケに 天地 祭り ノチウタン ウカシカツケモ のちうたん うかしかつけも 後 討たん」 ウカシが告げも (弟ウカシ) ユメアワセ ゆめあわせ 夢合せ
シイネツヒコハ しいねつひこは 「シイネツヒコは ミノトカサ ミオモツウカシ みのとかさ みおもつうかし 蓑と笠 箕を持つウカシ ヲチウハノ タミノスカタテ をちうはの たみのすかたて 翁・姥の 民の姿で カクヤマノ ミネノハニトリ かくやまの みねのはにとり 香久山の 峰の埴採り カエコトハ ミヨノウラカタ かえことは みよのうらかた 返言は 弥の占形 (重大) ユメユメト ツツシミトレト ゆめゆめと つつしみとれと 努々と 謹しみ採れ」と ミコトノリ チマタニアタノ みことのり ちまたにあたの 御言宣 ちまたに仇の ミチオレハ シイネツヒコカ みちおれは しいねつひこか 満ち居れば シイネツヒコが イノリイフ ワカキミクニオ いのりいふ わかきみくにお 祈り言ふ 「我が君 地を サタムナラ ミチモヒラケン さたむなら みちもひらけん 定むなら 道も開けん カナラスト タタチニユケハ かならすと たたちにゆけは 必ず」と 直ちに行けば アタモミテ サマオワラヒテ あたもみて さまおわらひて 仇も見て 様を笑ひて ヨケトフス カレニカクヤマ よけとふす かれにかくやま 避け通す 故に香久山 ハニトリテ カエレハキミモ はにとりて かえれはきみも 埴 採りて 返れば君も ヨロコヒテ イツヘオツクリ よろこひて いつへおつくり 喜びて 斎瓮を作り (=陶器) ニフカワノ ウタニウツセル にふかわの うたにうつせる 丹生川の ウタに写せる (端) (「写す」の連体形) アサヒハラ アマテルトヨケ あさひはら あまてるとよけ 朝日原 アマテル・トヨケ フマツリハ ミチオミソマタ ふまつりは みちおみそまた 二祭は ミチヲミぞ また カンミマコ アメマヒカヒコ かんみまこ あめまひかひこ カンミ 孫 アメマヒが曾孫 アタネシテ ワケツチヤマノ あたねして わけつちやまの アタネして 別雷山の ミヲヤカミ ミカマツラセテ みをやかみ みかまつらせて 上祖神 三日 祭らせて アタオウツ あたおうつ 仇を討つ
クニミカオカニ くにみかおかに 国見が丘に イクサタテ ツクルミウタニ いくさたて つくるみうたに 軍 立て 作る御歌に
カンカセノ イセノウミナル かんかせの いせのうみなる 『神風の 妹背の生み成る [伊勢の海なる] イニシエノ ヤエハイモトム いにしえの やえはいもとむ 往にし代の 八方 這い回む シタタミノ アコヨヨアコヨ したたみの あこよよあこよ 下民の 天子 弥々 天子よ [細螺] →7文 シタタミノ イハヒモトメリ したたみの いはひもとめり 下民の い這ひ回めり [細螺] <ここにもまた> ウチテシヤマン うちてしやまん 討ちて しやまん』
コノウタオ モロカウタエハ このうたお もろかうたえは この歌を 諸が歌えば アタカツク シハシカンカフ あたかつく しはしかんかふ 仇が告ぐ 暫し考ふ ニキハヤヒ サスラヲヨスト にきはやひ さすらをよすと ニギハヤヒ 「流離男 寄す」と オタケヒテ マタヒコトカモ おたけひて またひことかも お猛びて また一言 交も アメカラト イクサオヒケハ あめからと いくさおひけは 「天から」と 軍を退けば ミカタヱム みかたゑむ 味方 笑む
ネツキユミハリ ねつきゆみはり 十一月七日 シキヒコオ キキスニメセト しきひこお ききすにめせと シギヒコを 雉子に召せど アニハコス マタヤルヤタノ あにはこす またやるやたの 兄は来ず また遣る 八尺の カラスナキ アマカミノミコ からすなき あまかみのみこ カラス 鳴き 「天守の御子 ナンチメス イサワイサワソ なんちめす いさわいさわそ 汝 召す いさわ いさわぞ」 ヱシキキキ イトウナスカミ ゑしききき いとうなすかみ 兄シギ 聞き 「いとう なす守 ヲヱヌトキ アタカラストテ をゑぬとき あたからすとて 汚穢ぬ時 仇 枯らす」とて [仇カラス] ユミヒケハ オトカヤニユキ ゆみひけは おとかやにゆき 弓 引けば 弟が屋に行き キミメスソ イサワイサワト きみめすそ いさわいさわと 「君 召すぞ いさわ いさわ」と カラスナク オトシキオチテ からすなく おとしきおちて カラス 鳴く 弟シギ 怖ぢて カタチカエ カミノイトウニ かたちかえ かみのいとうに 容 変え 「守のいとうに ワレオソル ヱヱナンチトテ われおそる ゑゑなんちとて 我 畏る」 「愛々 汝」とて ハモリアエ ママニイタリテ はもりあえ ままにいたりて 煽り上え 随に到りて ワカアニハ アタストモフス わかあには あたすともふす 「我が兄は 仇す」と申す トキニキミ トエハミナイフ ときにきみ とえはみないふ 時に君 問えば 皆 言ふ トニサトシ ヲシエテモコヌ とにさとし をしえてもこぬ 「弟に諭し 教えても来ぬ ノチウツモ ヨシトタカクラ のちうつも よしとたかくら 後 討つも 好し」と タカクラ オトシキト ヤリテシメセト おとしきと やりてしめせと 弟シギと 遣りて示せど ウケカハス うけかはす 肯はず
ミチヲミカウツ みちをみかうつ ミチヲミが撃つ オシサカト ウツヒコカウツ おしさかと うつひこかうつ オシサカと ウツヒコが撃つ (シイネツヒコ) オンナサカ ヱシキノニケル おんなさか ゑしきのにける オンナサカ 兄シキの逃げる クロサカニ ハサミテウテハ くろさかに はさみてうては クロサカに 挟みて撃てば タケルトモ フツクキレトモ たけるとも ふつくきれとも 長ども 悉く斬れども ナカスネカ タタカイツヨク なかすねか たたかいつよく ナガスネが 戦い 強く アタラレス トキニタチマチ あたられす ときにたちまち あたられず 時に忽ち (果たせず) ヒサメフル コカネウノトリ ひさめふる こかねうのとり 甚雨 降る 黄金鵜の鳥 トヒキタリ ユハスニトマル とひきたり ゆはすにとまる 飛び来たり 弓弭に留まる ソノヒカリ テリカカヤケハ そのひかり てりかかやけは その光 照り輝けば ナカスネカ タタカヒヤメテ なかすねか たたかひやめて ナガスネが 戦ひ 止めて キミニイフ ムカシアマテル きみにいふ むかしあまてる 君に言ふ 「昔 天地照る (タケヒト) (ここではオシホミミ) カミノミコ イワフネニノリ かみのみこ いわふねにのり 守の御子 斎船に乗り (テルヒコ) アマクタリ アスカニテラス あまくたり あすかにてらす 天下り アスカに照らす」 ニキハヤヒ イトミカシヤオ にきはやひ いとみかしやお 「ニギハヤヒ 妹 ミカシヤを キサキトシ ウムミコノナモ きさきとし うむみこのなも 后とし 生む御子の名も ウマシマチ ワカキミハコレ うましまち わかきみはこれ ウマシマチ」 「我が君はこれ ニキハヤヒ アマテルカミノ にきはやひ あまてるかみの ニギハヤヒ アマテル神の カンタカラ トクサオサツク かんたから とくさおさつく 神宝 十種を授く」 アニホカニ カミノミマコト あにほかに かみのみまこと 「あに他に 神の御孫と イツハリテ クニウハハンヤ いつはりて くにうははんや 偽りて 国 奪はんや コレイカン これいかん これ 如何ん」
トキニスヘラキ ときにすへらき 時に皇 コタエイフ ナンチカキミモ こたえいふ なんちかきみも 応え言ふ 「汝が君も マコトナラ シルシアランソ まことなら しるしあらんそ 真なら 璽 あらんぞ」 ナカスネカ キミノユキヨリ なかすねか きみのゆきより ナガスネが 君の靫より ハハヤテオ アメニシメセハ ははやてお あめにしめせは 羽々矢璽を 天に示せば (タケヒト) カンヲシテ マタスヘラキモ かんをして またすへらきも 神璽 また皇も カチユキノ イタスハハヤノ かちゆきの いたすははやの 歩靫の 出す 羽々矢の カンヲシテ ナカスネヒコニ かんをして なかすねひこに 神璽 ナガスネヒコに シメサシム ススマヌイクサ しめさしむ すすまぬいくさ 示さしむ 進まぬ 戦 マモリイル まもりいる 守り入る
ネンコロオシル ねんころおしる 懇を知る ニキハヤヒ ワカナカスネカ にきはやひ わかなかすねか ニギハヤヒ 「我がナガスネが ウマレツキ アメツチワカヌ うまれつき あめつちわかぬ 生れ付き 天地 分かぬ カタクナオ キリテモロヒキ かたくなお きりてもろひき 頑を」 斬りて 諸 率き マツロエハ キミハモトヨリ まつろえは きみはもとより 服えば 君は本より クニテルノ マメオウツシミ くにてるの まめおうつしみ クニテルの 忠を映し見 (ニギハヤヒ) イハワレノ コヤニヘオネリ いはわれの こやにへおねり 磐余の 仮屋に方を練り (方策) トシコエテ コセノホフリヤ としこえて こせのほふりや 年 越えて 巨勢のホフリや (天鈴56年) (=葛) ソフトヘト ヰノホフリラモ そふとへと ゐのほふりらも 層富トベと 吉野ホフリ等も ツチクモノ アミハルモノオ つちくもの あみはるものお 土蜘蛛の 網 張る者を (縄張する者) ミナコロス タカオハリヘカ みなころす たかおはりへか 皆 殺す 高尾張侍が セヒヒクテ アシナカクモノ せひひくて あしなかくもの 背 低くて 足長蜘蛛の オオチカラ イワキオフリテ おおちから いわきおふりて 大力 穢気を放りて ヨセツケス タカノミヤモル よせつけす たかのみやもる 寄せ付けず 多賀の宮 守る ウモノヌシ クシミカタマニ うものぬし くしみかたまに ウモノヌシ クシミカタマに ミコトノリ モノヌシカカエ みことのり ものぬしかかえ 御言宣 モノヌシ 考え クスアミオ ユヒカフラセテ くすあみお ゆひかふらせて 葛網を 結ひ 被らせて ヤヤコロス ややころす やや殺す
スヘヲサマレハ すへをさまれは 総べ治まれば ツクシヨリ ノホルタネコト つくしより のほるたねこと 筑紫より 上るタネコと モノヌシニ ミヤコウツサン ものぬしに みやこうつさん モノヌシに 「都 移さん クニミヨト ミコトオウケテ くにみよと みことおうけて 地 見よ」と 御言を受けて メクリミル カシハラヨシト めくりみる かしはらよしと 巡り回る 「橿原 好し」と モフストキ キミモヲモヒハ もふすとき きみもをもひは 申す時 君も思ひは オナシクト アメトミオシテ おなしくと あめとみおして 同じくと アメトミをして ミヤツクリ キサキタテント みやつくり きさきたてんと 宮造り 「后 立てん」と モロニトフ ウサツカモフス もろにとふ うさつかもふす 諸に問ふ ウサツが申す (ウサツヒコ) コトシロカ タマクシトウム ことしろか たまくしとうむ 「コトシロが タマクシと生む (ツミハ) ヒメタタラ ヰソススヒメハ ひめたたら ゐそすすひめは 姫 タタラ ヰソスズ姫は クニノイロ アワミヤニマス くにのいろ あわみやにます 地の色 阿波宮に坐す (世の映) (琴平宮) コレヨケン スヘラキヱミテ これよけん すへらきゑみて これ 好けん」 皇 笑みて キサキトス コトシロヌシオ きさきとす ことしろぬしお 后とす コトシロヌシを (ツミハ) ヱミスカミ マコノクシネオ ゑみすかみ まこのくしねお ヱミス神 孫のクシネを (クシミカタマの子) アカタヌシ ヤシロツクラセ あかたぬし やしろつくらせ 県主 社 造らせ (磯城) メノフソカ マツルオオミハ めのふそか まつるおおみは 十月の二十日 祭る 大三輪 (天鈴56年) カンナミソ カンヨリニナモ かんなみそ かんよりになも 神南備ぞ 神 拠りに名も (神に肖り) カンヤマト イハワレヒコノ かんやまと いはわれひこの カンヤマト イハワレヒコの (神山下=三輪山下) アマキミト アマネクフレテ あまきみと あまねくふれて 天君と あまねく告れて トシサナト カシハラミヤノ としさなと かしはらみやの 年 サナト 橿原宮の (天鈴58年) ハツトシト ミヨカンタケノ はつとしと みよかんたけの 初年と 弥 カンタケの (神武) オオイナルカナ おおいなるかな 大いなるかな


