ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)20



 (最新見直し2009.3.7日)

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【ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)20、皇孫 十種得る文】
すめみまことくさゑるあや 皇孫 十種得る文
ふそむすす そむゑよそひほ     二十六鈴 十六枝 四十一穂
としきやゑ やよいかすかの     年キヤヱ 三月カスガの
としをいて まつりやすまん     年老いて 政り休まん
ことわりに あまてらします     理(ことわり)に 天照らします
おしほみみ みこはくしたま     オシホミミ 御子はクシタマ
ほのあかり いみなてるひこ くたさんと ホノアカリ 斎名テルヒコ 下さんと 
ちちみつからの つけふみお    父自らの 告げ文を
かくやましかに たてまつる  カグヤマ使に 奉る  
ふみにもふさく みつからか       文に申さく 「自らが
あしはらくにお をさめんと          葦原国を 治めんと 
よそふまにたみ あつまりて         装ふ間に民 集まりて
ひたととむゆえ てるひこお  ひた留む故 テルヒコを
くたすへきやと うかかゑは         下すべきや」と 伺えば 
いせのをんかみ きこしめし           妹背の御神 聞し召し 
ゆるせはしかの かえことす           許せば使の 返言す
ここにとをやの あまつかみ              「ここにト祖の 天つ神
くさたからお さつけます           十種宝を 授けます     
おきつかかみと へつかかみ      オキツ鏡と ヘツ鏡 
むらくもつるき うなるたま         ムラクモ剣 ウナル玉  
たまかえしたま ちたるたま         魂返し玉 チタル玉  
みちあかしたま おろちひれ        満ち明かし玉 オロチヒレ
ははちしむひれ このはひれ ハハチシムヒレ コノハヒレ 
このとくさなり         この十種なり
いたむこと あらはひふみよ     傷む事 あらば一二三四
ゐむなやこ とまてかそえて     五六七八九 十まで数えて
ふるゑたた ゆらゆらふるゑ     振えただ  ゆらゆら振え
かくなせは すてにまかるも     かく為せば 既に曲るも
よみかえる ふるのことそと みことのり 甦る 振る宣言ぞ」と 御言宣
なかくにのかみ こはまんお ふせくともかみ 中国の神 拒まんを 防ぐ供神
かくやまは やますみのふこ     カグヤマは ヤマズミの二子
ふとたまは みむすひのみこ     フトタマは ミムスビの三子
こやねとは かすかとののこ     コヤネとは カスガ殿の子
くしたまは みむすひのよこ     クシタマは ミムスビの四子
みちねとは かんみのひまこ     ミチネとは カンミの曽孫
かんたまは やますみのみこ     カンタマは ヤマスミの三子
さわらのは あかつちのまこ     サワラノは アカツチの孫
ぬかととは かかみつこのこ     ヌカドとは カガミツコの子
あけたまは たまつこのこそ    アケタマは タマツコ(玉造)の子ぞ
むらくもは みちねかおとと     ムラクモは ミチネが弟
うすめひこ みけもちのまこ     ウスメヒコ ミケモチの孫
かんたちは こもりのはつこ     カンタチは コモリの初子
あめみかけ たたきねのおこ     アメミカゲ タタキネの御子
みやつひこ かなさきのみこ     ミヤツヒコ カナサキの三子
よてひこは こもりのよつこ     ヨテヒコは コモリの四つ子
あめとまみ ぬかたたのおこ     アメトマミ ヌカタダの御子
あませおは かんみのやさこ     アマセオは カンミの玄孫
たまくしは せおのいとこそ     タマクシは セオのいとこぞ
ゆつひこは さわらののおと     ユツヒコは サワラノの弟
かんたまは たまくしのおと     カンタマは タマクシの弟
みつきひこ かんたまのおと     ミツキヒコ カンタマの弟
あひみたま たかきのよつこ     アヒミタマ タカギの四つ子
ちはやひは よてのおとゐこ     チハヤヒは ヨテの弟 五子
やさかひこ こもりのやつこ     ヤサカヒコ コモリの八つ子
いさふたま つのこりのこそ     イサフタマ ツノコリの子ぞ
いきしにほ おもいかねのこ     イキシニホ オモヒカネの子
いくたまは たかきのゐつこ     イクタマは  タカギの五つ子
さのひこね ひこなのこなり     サノヒコネ ヒコナの子なり
ことゆひこ はらきねのおこ     コトユヒコ ハラキネの御子
うわはるは やつこころのこ     ウワハルは ヤツココロの子
したはるは うわはるのおと     シタハルは ウワハルの弟
あよみたま たかきのななこ     アヨミタマ タカギの七子
すへみそふ みなのりむまて まもりゆく 総三十二 皆乗馬で 守り行く
みこはやふさの  いてくるま             御子は八房の 斎出車
ふそゐのはとお  ゐつともの  二十五の侍人を 五供の 
まもるみやつこ  あまつまら   守る上司(みやっこ) アマツマラ
かんみのやさこ  あかまろは つくはそそのこ カンミの玄孫 アカマロは ツクバソソの子
あかうらは しほもりのふこ     アカウラは シホモリの二子
まうらとは やますみのゐこ     マウラとは ヤマスミの五子
あかほしは かつてのおとと     アカホシは カツテの弟
このゐたり おおものぬしは     この五人 オオモノヌシは
ゐつくみの ものへふそゐお ひきそふて 五組の モノベ二十五を 率き添ふて
ともひとすへて やもむそよ        供人総て 八百六十四
ひたかみおてて かしまみや                ヒタカミを出て カシマ宮 
そのみちたみの いてむかひ      その道民の 出迎ひ  
たかやしかくと  きこしめし         耕し欠くと 聞し召し
いせにはんへる みこのおと          イセに侍る 御子の弟
きよひとにかみ  みことのり         キヨヒトに神 御言宣
なれとちからと  はやふねに          「汝とチカラと 速船に
ゆきていわふね すすむへし          行きて斎船 奨むべし」   
よりてみまこと  たちからを わにふねにのり よりて御孫と タチカラヲ ワニ船に乗り
かんふさの つくもにつきて かとりみや 上総の ツクモに着きて カトリ宮
かんことのれは  ほのあかり          神言宣れば ホノアカリ  
まうらおめして  うらとえは       マウラを召して 占問えば
まうらふとまに あきにとる  マウラ フトマニ アキニ取る
こちにひもとけ つみのかる       東風に冷も解け 弊逃る     
いまはるなれは にしのそら      今春なれば 西の空
たみつかれなし よしよしと  みことさたまる 民疲れ無し 好し好しと 御言定まる
ににきねと たちからとゆく  ひたかみの ニニキネと タチカラと行く ヒタカミの
きみおをかみて よしおつけ         君を拝みて 由を告げ
のちにみまこと たちからと          後に御孫と タチカラと 
いさわにかえり かえことす        イサワに帰り 返言す
ときにすめみこ いわくすの              時に皇御子 斎奇(いわくす)の
ふねおもふけて まらかおち 船を設けて マラが叔父
あまつははらお ふなおさに         アマツハハラを 船長に 
まらはかちとり あかうらお          マラは舵取り アカウラを
ふなこつかさに あかまろと         船子司に アカマロと
あかほしものお そえかこに          アカホシモノを 添え水手に  
まうらはかせみ つくもより         マウラは風見 ツクモより
いつのみさきに ほおあけて        稜威の岬に(伊豆の岬) 帆を上げて
おきはしるめは おほそらお         沖走る見は 大空を
はるかにかけり みくまのの           遥かに駈けり 御隈野の
みやゐおかみて なみはより 宮居拝みて 浪速より
かもにていたる いかるかの          カモ(鴨船)にて到る イカルカの
みねよりとりの しらにはに         峰より鳥の 白庭に
あまのいわふね おほそらお           天の斎船 大空を    
かけりめくりて このさとの       駈けり回りて この里の 
なおもそらみつ やまとくに         名をも "空回つ 大和国"
みやつやなりて そふのかみ           宮つ屋成りて 十二の神
すかたかむすめ  みきさきに          スガタが娘 御后に 
なしてうたよみ  かたかきの          なして歌 詠み カダカキの 
ことおたのしむ いかるかの    琴を楽しむ イカルカの  
みやにうつりて  そのあすか 宮に移りて その翌時
うてなによもお  のそむおり         高殿に四方を 望む折
しらにはやまに からすとふ            白庭山に カラス飛ぶ
くまのとおもひ  みやうつし       隈野と思ひ 宮遷し
ときにこやねは はやかれと          時にコヤネは 早かれと 
おほものぬしも ととめける       オホモノヌシも 止めける   
ふとたまかいふ        フトタマが言ふ
かかなえて きみのおほすお ととめんや     「考なえて 君の思すを 止めんや」
かくやまもいふ          カグヤマも言ふ
くまのなる あすかうつせは     「隈野成る 翌時移せば
よきためし すてにきわまる     好き例し 既に極まる」
ものぬしは いかりていわく     モノヌシは 怒りて曰く
ふとたまは きみのとのおち とみをきな 「フトタマは 君の執の大人 臣翁   
きなふよろとし きみいわひ けふまたかわる 昨日万歳 君祝ひ  今日また変わる   
みやうつし よろちはとおし        宮遷し 万千は遠し
ひととせも さるおせめは     一年も 経ざるを狭めば (突詰めれば)
よのはちは なんちのこころ けかれより 世の恥は 汝の心  穢れより  
きみあやからは われおらす       君肖(あやから)らば 我居らず
あかねほのほに つみすとも        茜炎に  潰みすとも
まろかねはめと けかれゑす        磨金食めど 穢れ得ず」
かくいいかえる もろはかり        かく言い帰る 諸議り
ついにうつして あすかかわ    遂に移して アスカ川 
くるわにほりて みそきなすかな         周に堀りて 禊なすかな














(私論.私見)