| 【ホツマツタヱ1、アのヒマキ(天の巻)16、孕み謹む帯の文】 |
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| はらみつつしむ おひのあや |
孕み謹む 帯の文 |
| ふそゐすす ももゑふそやほ としさみと |
二十五鈴 百枝 二十八穂 年サミト |
| かしまのみやの ひとりひめ |
カシマの宮の 一人姫 |
| をのこなけれは かしまきみ |
男の子無ければ カシマ君 |
| かとりのみやに ゆきいたる |
カトリの宮に 行き到る |
| ふつぬしむかえ とことおゑ |
フツヌシ迎え 門言終え |
| いりますのちに ものかたり |
入ります後に 物語 |
| しろすことくに ひひめあり |
「知ろす如くに 一姫あり |
| つきこなけれは かすかとの |
嗣子なければ カスガ殿 |
| あまのこやねは よにひいて |
アマノコヤネは 余に秀いて |
| かすかのかみと なおたまふ |
カスガの神と 名を賜ふ |
| われねかわくは 我 願わくは |
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| かんつきみ はしかけなして 上つ君 橋架け なして |
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| たまわんや ふつぬしこたえ 給わんや」 フツヌシ 応え |
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| わかおゐの わかひこさきに 「我が甥の ワカヒコ 先に
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| をしかにて さかむかひして 御使にて 酒迎して |
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| あひそめて それよりいまに 会ひ初めて それより今に |
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| むつましく いまそのきみの 睦じく 今 その君の |
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| ことなさは われももふける 子となさば 我も儲ける |
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| このことく なかおなさんと 子の如く 中をなさん」と |
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| ひたかみえ しかにこたえて ヒタカミへ 使に応えて |
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| かえりきき ともにのほりて 帰りきき 共に上りて |
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| なかくにの かすかにいたり 中国の カスガに至り |
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| そのちちの こことむすひに その父の ココトムスビに |
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| こひうけて たかまにのほり 乞ひ受けて タカマに上り |
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| もろともに これうかかえは 諸共に これ 伺えば |
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| みことのり みゆるしうけて 御言宣 御許し 受けて |
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| おかむのち ふたきみかえる 拝む後 二君 帰る |
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| もとつくに こことむすひは 元つ国 ココトムスビは
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| うらなひて よきひにちなみ 占ひて 吉き日に因み
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| ととのゑて ことほきおえて 調えて 言祝 終えて |
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| むつましく こやねはあめに 睦じく コヤネは天に |
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| つかえます 仕えます |
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| いつしかひめも いつしか姫も
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| はらむよし あめにつくれは 孕む由 天に告ぐれば |
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| みことのり こもりにこれお 御言宣 コモリにこれを |
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| とはしむる ひめきみあひて 訪しむる ヒメ君 会ひて
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| みたねうむ みはたおこえは 御種 生む 御機を請えば |
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| こもりたも みめのいろせに 「コモリだも 御姫の愛背に |
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| ならひきと ひめはかえして 習ひき」と 姫は返して |
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| いといなや いろせにとはは 「いと異なや 愛背に問わば |
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| あちもまた よそにとわんと 彼方もまた "他所に問わんと |
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| おもふなり こころまよえは 思ふなり 心 迷えば |
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| をしゑこふ 教え請ふ"」 |
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| ここにこもりの ここにコモリの |
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| みたねふみ あめつちいまた 御種文 「天地未だ |
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| わかさるに ういのひといき 分かざるに 生の一意気
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| まとかにて みつにあふらの 円(まどか)にて (まるで・恰も) 水に油の |
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| めをわかれ をまつのほりて 陰陽 分かれ 陽 まず 上りて |
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| あめとなり めはのちくたり 天 (空間・気)となり 陰は 後 下り |
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| くにとろの はにみつわけて 地泥の 埴・水 分けて |
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| はにはやま みつはうみなり 埴は山 水は海 成り」 |
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| をのうつほ かせとうこきて 「陽の空 風と動きて |
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| ほとはける をせのむなもと 火と化ける 背の宗元
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| ひとまろめ あちかくめくり 日と丸め 天近く回り |
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| をにくはる いものみなもと 男に配る」 「妹の鄙元 |
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| つきとこる はにちかきゆえ 月と凝る 地に近き故 |
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| めにくはり うつほかせほと 女に配り」 「空・風・火と |
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| みつはにの ゐつましわりて 水・埴の 五つ交わりて |
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| ひととなる のちはいもをせ 人となる 後は妹背 |
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| とつきうむ をははにむかひ 婚ぎ生む」 「男は地に向ひ |
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| とつくとき かりのししなみ 婚ぐ時 カリの精波 |
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| ほねあふら めはあにむかい 髄油」 「女は天に向い |
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| ましわりの かねのにしなき 交りの 適の和霊 熟ぎ
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| ましわりの よかねのにちか 交りの 好適の和霊が |
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| とわた[ちわた]なす ちちのかりなみ 迸たなす」 「精のカリ波 |
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| たましまえ しはするときに 玉島へ 散はする時に |
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| ちなみあひ ひるはにうえに 霊・波合ひ 昼は "和" 上に |
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| ひたのほり よるはしうえに 左上り 夜は "精" 上に |
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| みきくたり あすふためくり 右下り 翌日 二回り |
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| みめくりと みそかにはみそ 三回りと 三十日には三十
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| みそひふみ みかたりゆるむ 三十一・二・三 三日 弛り緩む |
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たらむとて ははのつつしみ "タラム" とて 母の謹み」
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| をのいきす よろみちむやそ 「男の息為 万三千六百八十 |
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| めのいきす よろみちもやむ 女の息為 万三千百八六」 |
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| みたねゑて ははにますいき 「御種 得て 母に増す息 |
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| みもむその あすはなもふそ 三百六十の 翌日は七百二十 |
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| みかちやそ みそかよろやも 三日 千八十 三十日 万八百 |
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| みそやかに よろみちむやそ 三十八日に 万三千六百八十 |
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| もととまし ふよろむちやも 元と増し 二万六千八百 |
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| よそむたひ ましととまりて 四十六度 増し止まりて」 |
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| みめくりは ふつきいたれは 「回巡りは 二月 至れば |
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| みかはしり しわさらにきる 三日 走り 皺更に切る |
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| きさらとて ははのつつしみ "キサラ" とて 母の謹み」 |
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| むそよかは むそよめくりに 「六十四日は 六十四 回りに |
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| きわまりて みめくりすへて 極まりて 回巡り総て |
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| ちやそなり ついにたねなる 千八十なり」 「遂に種 なる |
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| おのころの ゑなのへそのを オノコロの 胞衣の臍の緒 |
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| かわくるま ややししおもり 河車 弥々肉を盛り
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| めくりへる あすむそみたひ 回り減る」 「翌日 六十三度 |
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| つきむそふ おそりめくりて 次六十二 遅り回りて |
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| みつきには みそことなれは 三月には 三十九となれば |
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| みかやすむ みとりはななり 三日 休む 満り 端 成り |
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| やよいさむ やよもつつしみ 弥 勇む 弥も謹み」 |
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| よつきには このみうるうも 「四月には 熟み潤うも |
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| つつしみよ ゐつきはもとの 謹みよ」 「五月は元の |
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| ひとめくり いはふよろむち 一回り 祝(ふ/二)万六千 |
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| やもよそむ はらおひのゐも 八百四十六 腹帯の妹 |
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| つつしみよ あもとにまねく 謹みよ」 「陽元に招く |
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| あらみたま つきのにこたま 荒御魂 月の和魂
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| たらのほと みつましはりて 父母の放と 三つ 交りて |
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| こころいき なりてみつかふ 心・意気 成りて 瑞 通ふ |
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| つゆあふれ 露 溢れ(羊水の増加) |
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| むつきいたれは 六月 至れば |
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| かわくゆえ ほそのをくたに 乾く故 臍の緒管に |
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| ちしるかふ なつきちおにて 血汁 通ふ」 「七月 血を熟て
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| ゐいろはに これくらわたと 五色埴 これ臓・腑と |
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| あふみなす ここもつつしみ アフミなす ここも謹み」 |
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| やつきにて そみはなりはの 「八月にて 十三端 成果の |
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| はなるとき ははのつつしみ 果なる時 母の謹み |
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| これなるそ これなるぞ」 |
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| はははうつほね 「"ハハ" は空音 |
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| またたたは はるのそらねお また"タタ" は 春の空延を |
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| はにあみて いたくにたれは 地に編みて 慈くに足れば |
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| たたといふ かかはあきのね "タタ" と言ふ」 「"カカ" は秋の音 |
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| いつくしに かかけあかせる 慈しに 掲げ 上かせる |
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| こころさし ちちはちてとの 心差し」 「父は "チ・テ・ト" の |
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| をしてなり ちちははあめお ヲシテなり」 「父母 天を |
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| はにあみて つらなるみやひ 地に編みて 連なるミヤビ |
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| ててたたよ ちきりしたしむ "テテ・タタ" よ」 「契り親しむ
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ととかかそ "トト・カカ" ぞ」
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| こつきみめこゑ 「九月 見目・声
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| そなわりて とつきくらいし 備わりて 十月 位し
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| そふつきは つきみちうまる 十二月は 月 満ち 生まる
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| みたねこれなり 御種 これなり」 |
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| おりしもに ひめのなけきは 折しもに ヒメの嘆きは
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| こおをもふ かせのともしひ 子を重ふ 風の灯し火 |
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| たまこつむ やすきひもなく 「玉籠 積む(重んじる) 安き日もなく (揺れ動く心) |
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| みつおこひ あるはすおこひ 水を乞ひ 或は酢を乞ひ |
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| むなさわき つらにのほせは 胸騒ぎ 面に上せば |
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| ゑたひゑて ひめもすなやみ 手足 冷えて ひめもす 萎やみ
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| みけたへす むねのいたみや 食 食べず 胸の痛みや
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| めのくらみ たまによきひは 目の暗み たまに良き日は |
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| まめひらふ このいたわりも 豆 拾ふ この労りも
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| つつしみて よきとしのへと 謹みて 良きと忍べど |
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| いまわかみ いきすひととき 今 我が身 息為 一時 |
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| よそしほと たらぬやまふの 四十枝ほど 足らぬ 病ふの
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| かなしさや こもりはひめの 悲しさや」 コモリはヒメの |
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| いきすみて ちはらおなてて 息為 診て 幸腹を撫でて
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| ゑみすかほ いきすたらぬは 笑みす顔 「息為 足らぬは |
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| ひめみこよ これとのきみの 姫子よ」 これ 殿君の |
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| とこかたり われひめみこお 常語り 「我 姫子を |
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| まふけらん たちからわこお 儲けらん タチカラ分子を |
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| まねかんな わかよろこひの 招かんな 我が喜びの |
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| かとひらき しかはもふけの 門開き 其方は儲けの |
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| むねのはな みなるをのこは 棟の木」 「実なる男の子は |
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| ひのみたま まつこもりくの 日の霊魂 先ず 籠りくの |
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| みはしらに むかひたにゐて 実柱に 向ひ 直に居て
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| めおまねき をまつめくりて 陰を招き 陽 先ず 回りて |
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| めおつつむ めかせはまりて 陰を包む 陰が狭まりて |
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| はゑいつる はなくきはしち 生え出づる 放茎はシヂ |
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| をのはしめ をのこうむなり 陽の初め 男の子 生むなり」 |
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| めのこには めのめよりうく 「女の子には 女の目より受く |
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| つきみたま みやおうるほし 月霊魂 宮を潤し |
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| そむきゐて のちうくるひの 背き居て 後 受くる日の |
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| ましわりは めまつめくりて 交わりは 陰 先ず 回りて
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| をおつつむ をはしちならす 陽を包む 陽はシヂ 成らず |
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| たましまか うちにつほみて 玉島が 内に窄みて |
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めのはしめ めのこうむなり 陰の初め 女の子 生むなり」
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| めはつきの おそくめくれは 「女は月の 遅く回れば |
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| ひひのまし みもよそなつつ 日々の増し 三百四十七ずつ |
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| ふそこかは よろちむそみの 二十九日は 万千六十三の |
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| みそかには ひとつもとりて 三十日には 一つ 戻りて |
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| みそひより みそみかまても 三十一より 三十三日までも
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| みかのうち ひにそこもとり 三日の内 日に十九 戻り |
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| みそよかも ひともとりして 三十四日も 一戻りして |
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| さつめへり みそゐかよりそ 五十九 減り」 「三十五日よりぞ |
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| ひひのまし みもよそななり 日々の増し 三百四十七なり |
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| よそかには もとましともに 四十日には 元・増し 共に |
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| ふよろむち みもなそふにて 二万六千 三百七十二にて |
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| みちきわむ ゑなのめくりも 満ち極む 胞衣の回りも
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| なそらえて やかてうまれん 準えて やがて生れん」 |
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| ををんかみ こそむつきます 「大御神 九十六月 座す |
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| このこやね ももつきませり このコヤネ 百月 座せり |
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| たちからを みそむつきます タチカラヲ 三十六月 座す |
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| さるたひこ そむとしおれと サルタヒコ 十六年 居れど
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| これはまれ をのこはとしに これは稀れ」 「男の子は年に |
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| めはとつき いきすよけれは 女は十月 息為 好ければ
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うむもやすきそ 生むも安きぞ」
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| またのとひ たみはこさわに またの問ひ 「民は子多に |
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| かみとのの こなきはいかん 守・殿の 子無きは如何ん」
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| こもりまた せおりつひめの コモリ また 「セオリツ姫の |
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| つつしみに たみのなすわさ 謹みに 民の為す業 |
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| みおくたき はたらくとても 身を砕き 働くとても
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| こころむく あふらさかんに 心 向く 油 盛んに |
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| こおうるそ くにかみなとは 子を得るぞ」 「国守などは |
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| たみのため こころつくして 民のため 心 尽して |
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| あふらへり こたねまれなり 油 減り 子種 稀れなり」
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| たかきみは しもかうらやみ 「高き身は 下が羨み |
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| かなはねは おきておうらみ 叶はねば 掟を恨み |
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| きみそしる これもあたなり 君 謗る これも仇なり」 |
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| うちみやの あおめのいふり 「内宮の 青侍のいぶり |
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| けおさます そはのことしろ 気を冷ます 傍のコトシロ |
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| まめなれは これおさむめか 忠なれば これを冷む女が |
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| うらむなり きみかめくみも 恨むなり」 「君が恵みも |
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| ついわすれ うらみねたむの つい忘れ 恨み妬むの |
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| にはさくら さかすはしれよ 庭桜 咲かずば知れよ |
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| よろたみの うらめんめとの 万民の 恨めん侍殿 |
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| よろさくら あめにうゑてそ 万桜 天に植えてぞ |
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| おろかめか ねたむいそらの 愚か女が 妬むイソラの |
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| かなつゑに こたねうたれて 金杖に 子種 打たれて |
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| なかれゆく あるはかたわと 流れゆく 或は片端と
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| なすいそら ねたむそのいき なすイソラ」 「妬む その息 |
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| ひよろみち むれてうろこの 一万三千 群れて鱗の |
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| おろちなす たましまのひま オロチなす」 「玉島の隙 |
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| うかかひて こつほにいりて 窺ひて 子壺に入りて
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| はらみこお かみくたくゆえ 孕み子を 噛み砕く故
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| たねならす かたわうむなり 種 成らず 片端 生むなり」 |
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| まつしきは およはぬとみお 「貧しきは 及ばぬ富を |
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| うらやみて うらみのあたに 羨みて 恨みの仇に |
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| たねほろふ ひとおねためは 種 滅ぶ」 「他人を妬めば
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| ひにみたひ ほのほくらひて 日に三度 炎 食らひて |
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| みもやする ねたむねたまる 身も痩する」 「妬む 妬まる |
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| みなとかそ たとえははへる みな咎ぞ 例えば侍る |
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| あおめたち ゐいろのはなそ 青侍達 五色の花ぞ |
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| そのきみの こころあおきは その君の 心 青きは |
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| あおにめて きなるははなの 青に愛で 黄なるは花の |
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| きおめてし あかきははなの 黄を愛でし 赤きは花の |
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| あかにめて しろきははなの 赤に愛で 白きは花の |
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| しろにめて くろきははなの 白に愛で 黒きは花の |
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| くろにめす おなしこころに 黒に愛す 同じ心に |
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| あいもとむ きみのこころと 合い求む」 「君の心と |
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| わかはなと あふやあわぬや 我が花と 合ふや合わぬや
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| あえしらす てれはうらむな 敢え知らず」 「てれば 恨むな |
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| あけらるも ゑもへもよらす 厭けらるも 上も端も寄らず |
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| もとむなり てれはめすとも 求むなり」 「てれば 召すとも |
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| いくたひも おそれてのちは 幾度も 畏れて 後は |
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| うらみなし つつしみはこれ 恨み 無し 謹みはこれ」 |
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| もろひめら まさにしるへし 「諸姫ら 真に知るべし
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| いろのはな ひとたひめてて 色の花 一度 愛でて |
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| はやちれは ちりとすてられ 早や散れば 塵と捨てられ |
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| よそのはな めすときはその 他所の花 召す時はその |
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| はなさかり つらつらおもえ 花盛り」 「つらつら思え |
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| みのはなも ひともうつれは '満の花も 人も' 移れば(時が移ろえば早晩) |
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| ちるはなそ たれさしうらむ 散る花ぞ 誰 指し恨む
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| ひともなし もしあやまれは 人も無し」 「もし誤れば |
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| たねたちて みとかめあれと 種 絶ちて 己咎め あれど |
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| そのひとは またたちもたす その人は(子種を絶たれた被害者は) まだ 太刀 持たず |
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| つゑうたす ひとうちころす 杖 打たず 他人 打ち殺す |
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| ゆえもなし めはひとみちに 故も無し」 「女は一途に
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| おもえとも ねたみわつらふ 思えども 妬み煩ふ |
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| むねのほか おろちとなりて 胸の火が オロチと成りて |
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| こたねかむ さわりのそかん 子種 噛む 障り 除かん |
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| よつきふみ つつしむあやの 世嗣文」 「謹む綾の |
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| はなとはな うてはちるなり 花と花 打てば散るなり |
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| もろともに つねにつつしみ 諸共に 常に謹み |
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| なわすれそこれ な忘れそ これ」 |
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| はらみこお とひうるための 孕み子を 訪ひ得るための |
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| たひやとり あるひひめかみ 旅宿り ある日 ヒメ上 |
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| またのとひ おしえのおひは またの問ひ 「押えの帯は
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| わさありや こもりこたえて 技 ありや」 コモリ 答えて
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| たまきねの をしゑのおひは 「タマキネの 教えの帯は
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| みみのはに しなわきまえて 己々の果に 品 弁えて |
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| くにをさむ おひはゐわみの 地 治む 帯は五腑の(=五色埴) |
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| かためなり をはしたあわせ 固めなり 男は下合せ (陽は地に向い) |
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| めはうえそ はらみのおひは 女は上ぞ」(陰は天に向う) 「孕みの帯は |
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| かつらきの よつきやしろに カツラキの 世嗣社に |
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| みたねのる ときにあめより 御種 祈る 時に天より
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| にいとりの ひとはおつれは 丹斎鳥の 一羽 落つれば |
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| あまつのり これはいふきの 天つ宣 これは息吹の |
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| なるもみち はけてかつらき 成る紅葉 化けてカツラキ |
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| いとりやま はねさきみれは 斎鳥山」 「羽先 見れば |
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| ふそよすち かすそなわれと 二十四筋 数 備われど
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| つねあらす もろとりみれは 常 有らず 諸鳥 見れば |
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| そゐにさけ ひたかみにつる 十五に割け」 「ヒタカミに鶴 |
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| たてまつる はねさきみれは 奉る 羽先 見れば |
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| ふそよなり かれもろはねお 二十四なり 故 諸羽を |
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| よりたたし をつるおたてに 寄り直し 雄鶴を経に |
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| めおよこに けふのほそぬの 雌を緯に 経緯の臍布 |
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| おりもつて よそやそなわる 織り 以つて 四十八 備わる |
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| みはらおひ ははのいさなみ 満腹帯」 「母のイサナミ |
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| なかはらみ こそむつきへて 長孕み 九十六月 経て |
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| うみたまふ あまてるかみそ 生み給ふ アマテル神ぞ |
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| はたれまの さはれとおひに ハタレマの 障れど帯に |
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| ととのひて よそやそなわる 整ひて 四十八 備わる |
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そのためし その例」
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| てれはひめきみ 「てれば 姫君 |
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| さはらねと いきすひたちと 障らねど 息為 直ちと |
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| なすおひそ ときにみかつち なす帯ぞ」 時にミカツチ |
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| いふかしく いきすひたちと 訝しく 「息為 直ちと |
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| なるおひの わさにいきすは なる帯の 技に息為は |
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| いつこえか ときにこもりの 何処へか」 時にコモリの |
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| こたえには むかしとよけの 答えには 「昔 トヨケの |
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| のたまふは あめよりさつく 宣給ふは 天地より授く |
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| けふのおひ あめにのとりて 経緯の帯 天地に則りて |
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| ちちのたけ くらふるおひに 父の丈 比ぶる帯に |
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| ははのいき ひたちとなるは 母の息 直ちとなるは |
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| いたくなり あめよりいたき 慈くなり」 「天より慈き |
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| はにあみて つらなりそたつ 地 (母) に編みて 連なり育つ |
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| このためし ちちのめくみは 子の例 父の恵みは |
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| いたたくあ ははのいつくし 頂く天 母の慈し<は> |
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| のするはに あまてるかみも 和する埴」 「アマテル神も |
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| わすれしと いとふそよすち 忘れじと 糸 二十四筋 |
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| よりあはせ めをはふたえの 撚り合せ 陰陽羽二重の |
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| みはとなす このみはめして 御衣となす」 「この御衣 召して |
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| あさことに あめつちまつり 朝毎に 天地 祭り |
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| たらちねに つかふみこころ 父母に 仕ふ御心 |
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| そのきみも これともふせは その君も これ」と申せば |
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| みかつちも よろこひけふの ミカツチも 喜び「経緯の |
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| ぬのおらん いわくはふたゑ 布 織らん」 曰く「羽二重 |
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| あらさるか こたえてひらく あらざるか」 応えて開く |
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| たからとの うちよりいつる 宝殿 内より出づる |
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| はふたゑは きみのたまもの 羽二重は 君の賜物 |
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| ふたはあり なすゆえしらす 二機あり 「成す故 知らず(羽二重誕生の訳も知らずに) |
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| あめのはお きるもおそれて 天の機を 着るも畏れて |
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| くちんとす いまさいわいの 朽ちんとす 今 幸いの |
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| をしゑうる ひめはこやねの 教え 得る」 「ヒメはコヤネの |
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| たけしるや しれりひとたけ 丈 知るや」 「知れり 一丈 |
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| ふたゐきそ かねきくうえの 二尺五寸ぞ」 「予ね聞く 上の |
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| をんたけと うまれあひたる 御丈と 生れ合ひたる |
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| みめくみと もろのたまえは 御恵み」と 諸 宣給えば |
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| いめかみに いとありかたと 「妹が身に いと有難」と |
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| ゑみすとき ちちよろこひて 笑みす時 父 喜びて |
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| はふたゑお みたけのおひと 羽二重を 身丈の帯と |
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| なしたまふ はらおひなせは 成し給ふ 腹帯なせば |
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| みのいきす ひたちとなりて 身の息為 直ちとなりて |
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| ひめのとひ うむときいかん ヒメの問ひ 「生む時 如何」 |
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| こもりまた これはかつてか コモリ また 「これはカツテが |
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| よくしれり われかえるのち 良く知れり 我 帰る後 |
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| くたすへし 下すべし」 |
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| あるひみとのに ある日 御殿に |
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| みあえして こもりおまねき 御饗して コモリを招き |
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| ものかたり わかうまれつき 物語り 「我が生れ付き |
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| みのたけも ひたけむたあり 身の丈も 一丈六尺あり |
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| ちからわさ やたのひとらの 力業 八尺の人等の |
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| よろひきの いわおもなけて 万引きの 岩をも投げて |
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| うつろいも ひしけはたまふ ウツロイ(鳴神の主)も 挫げば 賜ふ |
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| ふたつるき いまふしみれは 二剣 今 伏し見れば |
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| をきなかみ さかるこもりと 翁守 盛るコモリと |
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| くらふれは われはあかこの 比ぶれば 我は赤子の |
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| みちうけて ひとなるかえの 道 受けて 人成る 返えの(一人前となる返礼としての) |
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| いしつつお すすめうやまふ 石槌を 進め 敬ふ」 |
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| ときこもり おとろきわれは 時 コモリ 驚き「我は |
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| みちのおと こやねのをやも 道の弟 コヤネの親も |
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| わかをやと かえものうけす 我が親」と 返物 受けず |
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| みかつちは なおはちすすむ ミカツチは なお恥ぢ 進む |
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| こもりみて つるきおおかみ コモリ 見て 剣を拝み |
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| いたたけは みかつちえみて 頂けば(高く掲げば) ミカツチ 笑みて |
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| くらなして まつりたえんお 座なして 「纏り 絶えんを |
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| ひめありて よつきみちきく 姫 ありて 世嗣道 聞く |
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| こはたから いきすもしれは 子は宝 息為も知れば |
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| いきすみや こやねとひめと イキス宮 コヤネとヒメと |
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| ここにおき われはのちやに ここに置き 我は後 宮に |
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| ふつぬしと ひたちおひなし フツヌシと 直ち帯 成し |
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| さつけんと かたりとことも 授けん」と 語り 門言も |
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| ととのひて こもりはあめに 調ひて コモリは天に |
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| かえりけり 帰りけり |
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| のちにかとりの 後にカトリの |
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| みやにゆき かたりてともに 宮に行き 語りて共に |
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| ひたかみに つくれはきみも ヒタカミに 告ぐれば君も |
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| よろこひて けふのほそぬの 喜びて 経緯の臍布 |
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| おらしむる たかまのはらの 織らしむる タカマの原の |
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| かりみやに おひたまわれは 仮宮に 帯 賜われば |
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| もろかなも ひたちのみやと 諸が 名も "直ちの宮" [日立の宮]と |
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| もののへか めててつくれる モノノベが 愛でて造れる |
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| かしまみや こやねとひめと カシマ宮 コヤネとヒメと |
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| いきすみや ひめはもろめの イキス宮 ヒメは諸女の |
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| はらむとき いきすつつしみ 孕む時 息為・謹み |
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| をしゑます やめるはくすり 教えます 病めるは薬 |
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| これおうく かとりとかしま これを受く カトリとカシマ |
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| いすきみや たまふひたちの イキス宮 賜ふ 直ちの |
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| おひのなも ゐはたおひとそ 帯の名も 五腑帯とぞ |
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| たけやたは やそよろをのこ 丈 八尺は 八十万 男の子 |
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| なれたけそ はらみのうちの 均れ丈ぞ 孕みの内の |
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| あそひには まめおひろえよ 遊びには 豆を拾えよ |
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| まめなるそ もしもそふこお 忠 成るぞ もしも十二子を |
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| うむははは つきのくらいそ 生む母は 月の位ぞ |
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| ひとはらみ みつこおうめは 『一孕み 三つ子を生めば |
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| みひかりの さいわひありと 三光の 幸あり』と |
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| あめにつく あまねくふれて 天地に告ぐ 普く布れて |
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| ほつまくに をさまるのちに ホツマ国 治まる後に |
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| ふつぬしの かとりのみちお フツヌシの カトリの道を |
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| ことことく こやねにさつけ 悉く コヤネに授け |
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| かくれます かしまのみちの 隠れます カシマの道の |
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| おくもみな こやねにさつく 奥も皆 コヤネに授く |
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| かすかとの たまかえしなす カスガ殿 魂返しなす |
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| おくのりも こやねにさつく 奥法も コヤネに授く |
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| このゆえに よものまつりも この故に 四方の纏も |
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おのつから ひとりにつけり 自ずから 一人に着けり
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| かしまかみ ひめうむときに カシマ守 ヒメ 生む時に |
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| ははかなお こえとなつけす 母が名を 請えど名付けず |
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| まれひとり ひめはひめなり 「稀 一人 姫はヒメなり |
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| またうまは まきれんために また生まば 紛れんために |
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| いみなせん まつひめかみと 斎名せん」 まず姫上と |
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| はかりいふ ゆえにこやねも ばかり言ふ 故にコヤネも |
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| よよのりと はつはひめきみ 弥々 宣詞 "初は姫君" |
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| つきのなも たえのおくのり 月の名も 妙の奥法 |
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| つつしみの ひたちおひこそ 謹みの 直ち帯こそ |
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| いともかしこし いとも畏こし |
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