「元の理」秀逸考

 更新日/2024(平成31.5.1栄和改元/栄和6)年5.19日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「元の理り効能」、「お諭し考」を確認しておく。

 2007.12.25日 れんだいこ拝



【「元の理」の科学的知見との照合考】 

 教祖の語る「元の理」は、1859年の西欧のチャールズ・ロバート・ダーウィン、アルフレッド・ラッセル・ウォレスの共著による「種の起源」が発表された20年後の1880年頃において、この世や人間がいきなり創造されたのではなく、親神の意思に基づく宇宙の森羅万象の十の作用の共同と交合で、最初は水中に生息するごく小さな姿(五分)で生まれ、三度の出直し(生まれ替わり)を重ねて成長し、その後は様々な虫、鳥、獣畜類などへの「八千八度の生まれ変わり」を経て、その果てに一匹の「めざる」がこの世に生まれ、一腹に男五、女五の生命が産み出され、次に男一人女一人の二人ずつとなり、更に一腹に一人ずつ生まれるようになって今日の人間の姿になった。その進化に合わせてだんだんと世界も形作られた。陸に上がった人間は六千年間、智恵の仕込を受け、その後三千九百九十九年間、文字の仕込を受けるている云々の知見を披歴している。。

 世界から見れば片田舎の一老婆が、時代の最先端の科学的知見のダーウィン的進化論に通じる「種の生命の歩み」を当時の農民に唱えていたばかりか、「元の理」の諸内容は現代の科学的知見とも照合しており、今なお特段の齟齬が見当たらないことにある。

 地球の生物の生命は約35億年前に海中で誕生したと考えられている。進化の過程は仮説であり、まだ完全に解明されていない。当初は単細胞生物として始まり、雷や紫外線などのエネルギーによって、原始地球の大気中でアミノ酸や糖などの有機物が生成された。これらの有機物が集合し、細胞膜のような構造を形成した。これが原始細胞としての単細胞生物の始まりとなる。原始細胞は、光合成によってエネルギーを生成するようになり、酸素を放出し始めた。長い時間をかけて多細胞生物へ進化し、多様な生物種が誕生した。やがて多様な生物種が誕生し、陸地や空中にも進出した。生命誕生の場所は、深海の熱水噴出口や、火山活動が活発な場所などが有力な候補として挙げられている。これらの場所では、熱水や化学物質が豊富な環境が整っており、生命誕生に必要な条件が満たされていたと考えられている。どのようにして生命が非生命から誕生したのか?、最初に生命が誕生した場所はどこか?、なぜ生命は地球でしか誕生していないのか? これらの謎は、現在も科学者たちの研究テーマとなっている。

 梅谷先生よりお聞かせ頂きましたお話でありますが、後になれば天理十冊本というのができる。即ち”こふき”であります。それを外国に広める。外国の人はそれを見て感じるならばどんな者でも助かる。しかしこんなものという心であったら、その場で倒れる様な御守護であると聞かせて頂きました。
 (「天理十冊本」、昭和十一年「第六回教義講習会講義録」「根の国日本」山田清治郎より)

 神さまは、どうして、こんな形の生物世界のしくみをお創りになったのであろうかと思う。これが分らない。教祖はこのことについて、どうお話になったであろうか。私が教祖にお会いした人々から聞いた話の中には、それに対する話はない。誰も質問しなかったものであろうか。あの当時の人々は、それは当り前のことで、世の中の当然の仕組みとして疑問に思わなかったらしい。「人間はどうして水を呑まないと死ぬのでしょうか」、「人間はどうして息をしないと死ぬのでしょうか」と質問した人の話も聞いていない。当時は当り前と信じ切っていたものと思う。もっとも、教祖は、『この世に当り前ということはないのである』と仰せになっていたそうだ。そうするとそれに対するお応えもあったものと思う。だが伝わらなかったか、誰も質問してくれないので、お話するきっかけがなかったものか。またお話があったものと思うが、聞き手の方が直接生活に関係がないので、忘れられたのでないか。奥野道三郎氏のお話では、塩は月さまの心とおっしゃったそうだ。
 (「当り前ということは 」、昭和六十一年十二月発行、高野友治著「創象38」(天理時報社)2~3pより)。







(私論.私見)