| 梅原猛「葬られた王朝―古代出雲の謎を解く―」考 |

| (れんだいこのショートメッセージ) |
2008.4.10日、2010.4.17日再編集 れんだいこ拝 |
2010.8.5日、梅原猛・氏の「葬られた王朝―古代出雲の謎を解く―」(新潮社、2010.4.25日初版)を読了した。次のような推薦辞が添えられている。
本書は、れんだいこは偶然にも梅原氏の他の著作は読んでいないのだが恐らく、梅原史学の現段階を凝縮せしめた好著足り得ているだろうと思う。どこが目新しいかと云うと、梅原氏は去る日、「神々の流竄(るざん)」(集英社文庫、1985.12.13日初版)を著し、出雲王朝否定説を展開していたにも拘わらず、本書でまさしく自己否定してみせ、逆に出雲王朝実在説を説くと云う芸に転換している。いわゆる功成り名を遂げた学者としてはできにくいことを平然として為した凄(すご)みこそ窺うべきであろう。れんだいこは、梅原氏のこの挙により、梅原史学をもう少し探索して見たくなった。これが「葬られた王朝―古代出雲の謎を解く―」の真の効果なのではなかろうか。 もっとも、梅原氏の出雲王朝実在説は緒に就いたばかりの気がする。今後の展開こそ期待して余りあると云うべきだろう。いわゆる出雲王朝実在説は、邪馬台国論との絡みで言及されねば真価を発揮しない。梅原史学はそれには未だ遠い。 「はじめに 出雲へ」で次のように述べている。
本文でも次のように述べている。
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