元素周期表、記号と番号考

 更新日/2019(平成31→5.1栄和改元)年.10.10日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「元素周期表、記号と番号考」をものしておく。

 2003.7.23日 れんだいこ拝


【元素考】
 「元素周期表」。
原子
番号
元素
記号
元素名 説明、元素名の語源など
1 H 水素 hydrogen 水 (Hydro) の素 (gene) が語源。元素の中で一番軽い。太陽、ロケット、燃料電池車のエネルギー。
2 He ヘリウム helium ヘリウムは1868年皆既日食で発見された。ギリシャ語のヘリオス (太陽) にちなむ。
3 Li リチウム lithium リチウムイオン電池は多くのモバイル機器や車載用の電池として使われている。語源:ギリシャ語の石(litos)。
4 Be ベリリウム beryllium 銅合金の強度増強剤。X線機器の窓材。宝石エメラルドはベリリウム鉱物。語源:緑柱石(Beryl)。
5 B ホウ素 boron ドイツのショットが発明したホウ素を含むガラスは実験器具、調理器具用に。今も用途拡大中。
6 C 炭素
(たんそ)
carbon 有機分子の基本構成原子。サッカーボール形のフラーレンは60個の炭素原子からなる。語源:ラテン語の木炭 (carbo) 。
7 N 窒素
(ちっそ)
nitrogen 空気の8割を占める。尿素は体内で生じる有害窒素の貯蔵・廃棄処理のための有機化合物。語源:ギリシャ語の硝石 (nitron)。
8 O 酸素
(さんそ)
oxygen 1774年にプリーストリーが発見したと発表。実はシェーレが3年前に発見していた。
9 F フッ素 fluorine 虫歯予防の元素。1886年モアッサンが単離。焦げないフライパンは含フッ素高分子。
10 Ne ネオン neon 空気中にあるのをラムジー(右)が発見。ネオンガス中の放電でネオンサインに。語源:ギリシャ語の新 (neos)。
11 Na ナトリウム sodium 自然界の主なナトリウム源は岩塩と海水。食物ミネラルの筆頭。苛性ソーダは重要工業薬品。ラテン語の炭酸ナトリウム(natron)アラビア語の頭痛薬(suda)。
12 Mg マグネシウム magnesium 天然に多く産出する軽金属。イオンとなり易く水にも溶け、含量が多い水は硬水になる。鉱石の発見されたギリシャのマグネシア地方にちなむ。
13 Al アルミニウム alminium 軽金属の代表。航空機やアルミ缶の材料に。アルミニウム箔の切手もある。
14 Si ケイ素 silicon 地殻中に大量にある。水晶はケイ素の酸化物。高純度のケイ素結晶から半導体が作られる。ラテン語の火打石 (silicis)。
15 P リン phosphorus 肥料の三要素の一つ。骨とDNAの重要成分。難燃剤、研磨剤、農薬などの原料。「リン酸基」と記載。
16 S 硫黄
(いおう)
sulfur 硫酸は、古くは火山の硫黄、現在は石油の脱硫から。自動車タイヤは硫黄による加硫から。
17 Cl 塩素 chlorine 塩素ガスの黄緑色を表すギリシャ語 (chloros) にちなむ。水の殺菌にも使われる。
18 Ar アルゴン argon 大気に0.9%含まれる不活性気体。レイリー卿らが発見した最初の貴ガス元素。
19 K カリウム potasium 肥料の三要素の一つ。リービッヒは植物にはカリウムなど無機物が必要と説いた。
20 Ca カルシウム calcium カルシウムの語源は石、石灰。「骨」の構成成分。大理石は建築材、彫刻材として古来から使用。
21 Sc スカンジウム scandium 希土類元素の一つでトルトベイト鉱石に含まれる。鉱石産出地スカンジナビアにちなむ。
22 Ti チタン titanium 「軽い」「強い」「錆びない」の三拍子そろった 軽金属。今や生活や産業に欠かせない。ギリシャ神話の巨人 Titan
23 V バナジウム vanadium 鋼の高性能化に必須の金属。採用した T型フォードは自動車の量産化・大衆化に貢献。
24 Cr クロム chromium 状態によりいろいろな色や形をとる元素。サンドイッチのような化合物もできる。ギリシャ語の色(chroma)。
25 Mn マンガン manganese マンガンは生物の必須元素の一つだが、過剰になると中毒も。電池材料等に使われる。語源:マンガナス鉱石。
26 Fe iron 最も身近な金属。「鉄は国家なり」の時代の官営八幡製鐵所が日本の近代製鉄の始まり。
27 Co コバルト cobalt コバルト60はガンマ線を放出、乳ガンの放射線治療に使われる。
28 Ni ニッケル nickel ニッケルは、白銅硬貨、ニクロム線、形状記憶合金、ジェット機のタービン翼等で大活躍。サドバリー地下のニッケル鉱山。
29 Cu copper 歴史で出てくる青銅は銅にスズを添加した合金。出来立ての物は光沢があるので鏡にも。
30 Zn 亜鉛 zinc 亜鉛と銅の合金、黄銅。5円玉は黄銅貨。16世紀中国で亜鉛を製造。欧州にも輸出。
31 Ga ガリウム gallium ガリウムは半導体によく使われる。窒化ガリウム、ガリウムヒ素、IGZO半導体など。2014 年日本人3人が青色LEDでノーベル賞受賞。
32 Ge ゲルマニウム germanium 江崎玲於奈は半導体ゲルマニウムの研究で1973年ノーベル物理学賞を受賞。ドイツのラテン語名(ゲルマニア)。
33 As ヒ素 arsenic 古くから毒性が強い事で知られる元素。中国の元の時代に成立した水滸伝にも登場。ギリシャ語の黄色顔料雄黄 (arsenikon)。
34 Se セレン selenium 1817年ベルセリウスが発見。六方晶系の結晶が最安定形。静電複写機の感光体に用いる。ギリシャ語の月(selene)。
35 Br 臭素
(しゅうそ)
bromine 常温で液体の元素。悪臭、その語源から臭素の名前。死海などの高濃度臭素塩から生産。
36 Kr クリプトン krypton その発光スペクトル(橙色)の波長がかつて長さの単位メートルの基準であった元素。
37 Rb ルビジウム rubidium 発光スペクトルの赤色のラテン語にちなむ。宝石ルビー(紅玉)の名も同じ語源。
38 Sr ストロンチウム strontium 花火の深赤色はストロンチウムで出す。ストロンチウム90は核実験生成物の一つ。
39 Y イットリウム yttrium スウェーデンの町イッテルビーにちなむ。YAGレーザー、超伝導材料、放射線治療等で活用。
40 Zr ジルコニウム zirconium ジルコンから発見された元素。透明なジルコンはダイヤモンドのイミテーションで有名。
41 Nb ニオブ niobium 1801年ハチェットが発見。後に再発見された時のニオブが公式名に。用途は超伝導磁石等。
42 Mo モリブデン molybdenium モリブデン鋼は硬く、耐摩耗性、靭性の合金。刃物、自転車フレーム、機械部品に応用。
43 Tc テクネチウム technetium サイクロトロンでモリブデンに重陽子を当てて作られた最初の人工元素。エカマンガン。サイクロトロン。
44 Ru ルテニウム ruthenium ドイツのショットが発明したホウ素を含むガラスは実験器具、調理器具用に。今も用途拡大中。1844 年クラウスがロシアの白金鉱石から単離。ロシアのラテン語名(Ruthenia)にちなむ。
45 Rh ロジウム rhodium 1803 年ウォラストンが白金鉱石から発見した金属。バラ色のギリシャ語(rhodeos)にちなむ。
46 Pd パラジウム palladium 中央部にパラジウム貨幣を模した円形切手。最下行「史上初のパラジウム・コイン」と。Pallasはギリシャ神話の女神
47 Ag silver かって日本は石見銀山などで世界有数の産出輸出国。銀座で鋳造の丁銀が秤量貨幣に。
48 Cd カドミウム cadmium 2次電池の用途もあるが、毒性・発癌性やイタイイタイ病など負のイメージの金属元素。
49 In インジウム indium 高温で強い藍(インジゴ)色の光を発する。液晶パネルの透明電極に利用。
50 Sn スズ tin 金属スズは展延性に優れる。青銅(スズと銅) ブリキ(スズと鉄)等 合金としても活躍。
51 Sb アンチモン antimony 元素単体で出土せず、孤独嫌い(anti-monos) のアンチモン。Sbは輝安鉱(stibium)に由来。
52 Te テルル tellurium ミュラーがルーマニア産鉱石から発見。用途は相変化型光ディスクや熱電変換素子。ラテン語の地球(tellus)。
53 I ヨウ素 iodine 日本(千葉県)は産出世界第2位。海藻に含有。食塩への添加。液晶表示の偏光板に。ガスの紫色のギリシャ語 ioeides。
54 Xe キセノン xenon イオンエンジンの推進剤に使用。小惑星探査機「はやぶさ」のロケットエンジンにも。xenosはギリシャ語のくせ者。
55 Cs セシウム caesium ドイツのブンゼンとキルヒホフが1860年発見。発光スペクトルの青色(caesius)にちなむ。
56 Ba バリウム barium 重晶石が自然界の主なBa源。胃のレントゲン検査用の俗称バリウムは硫酸バリウム。ギリシャ語の重い(bary)。
57 La ランタン lanthanum ランタノイド系のリーダー格。光学レンズはじめ用途が多岐にわたる貴重な希土類元素。
58 Ce セリウム cerium 紫外線吸収特性を生かしたサングラス。ガラス 研磨材、排ガス浄化触媒にも利用される。
59 Pr プラセオジム praseodymium セリウムの微量成分で単離に80年。60Ndと同時発見。ギリシャ語の緑(prasios)と双子にちなむ。
60 Nd ネオジム neodymium 59番元素Prと双子のように発見。ギリシャ語の新(neos)と双子(didymos)にちなむ。
61 Pm プロメチウム promeythium 名は神々の火を盗んで人類に与えたプロメテウスにちなむ。現代では原子炉が新しい火元に。ギリシャ神話の巨人Titan。
62 Sm サマリウム samarium 希土類元素で磁石に利用。アポロ計画の月の石の年代測定にサマリウム - ネオジム法。
63 Eu ユウロピウム europium プリンタの印字ヘッドや光磁気ディスクに利用される特異な磁性挙動を示すテルビウム。
64 Gd ガドリニウム gadolinium 北欧の科学者ガドリンにちなむ。半導体原料、医療診断装置MRIの造影剤に使われる。語源:マンガナス鉱石。
65 Tb テルビウム terbium プリンタの印字ヘッドや光磁気ディスクに利用される特異な磁性挙動を示すテルビウム。
66 Dy ジスプロジウム dysprosium 単離に苦労し、近づき難い(dysprositos)ジス プロシウム。ハイテク分野に用途あり。
67 Ho ホルミウム holmium ストックホルムの古名にちなむ。スペクトル分析の調整時の基準波長に用いられる。
68 Er エルビウム erbium 光ファイバーの遠距離通信に欠かせない。名前はスウェエーデンの町イッテルビーにちなむ。
69 Tm ツリウム thulium 名前の由来は最北の地を意味するスカンジナビア語ツーレが有力。特殊光ファイバーに使用。
70 Yb イッテルビウム ytterbium スウェーデンの町イッテルビーにちなんだ4番目の元素。ガラスの着色剤(黄緑色)等に利用。
71 Lu ルテチウム lutetium 発見者ユルバンの出身地パリの古名ルテチアにちなむ。
72 Hf ハフニウム hafnium 発見したボーア研究所の所在地コペンハーゲンのラテン名のハフニアにちなむ。
73 Ta タンタル tantalum ギリシャ神話の不死の身体のタンタロスにちなむ。タンタルコンデンサーは電子機器に利用。
74 W タングステン tungsten 最も高融点の金属。高硬度・強度化の合金鋼。切削用工具やボールペンのボールに使用。スウェーデン語のタング(重い)ストン(石)エルヤル兄弟 (スペイン)。
75 Re レニウム rhenium 最後に発見された天然安定元素。典型的な金属らしからぬ結合を持つ化合物も形成する
76 Os オスミウム osmium 最も密度が高く、ダイヤモンドに次ぐ高硬度金属。イリジウムとの合金は万年筆のペン先に。ギリシャ語の匂い(osme)。
77 Ir イリジウム iridium ゲンキのもとはイリジウム。Pt-Ir合金は変質しにくくメートル原器やkg原器に使われた。ギリシャ神話の女神Iris。
78 Pt 白金 platinum 産出国は南アフリカ。宝飾品。自動車の排ガス処理、燃料電池の触媒や抗がん剤にも。
79 Au gold 金印、金閣寺、大判など、権力と富の象徴の金属。 電気や熱の高伝導性から電子機器に。
原子
番号
元素
記号
元素名 説明
80 Hg 水銀 mercury 常温で液体の金属元素。有機水銀など多くの場合毒物。硫化水銀は賢者の石とも呼ばれた。
81 Tl タリウム thallium 医療の基礎分野で利用されている一方、極めて毒性が高いことで知られている。「緑の小枝」のギリシャ語thallos。
82 Pb lead 重くて軟らかい金属で有毒。排ガス公害対策でガソリンは無鉛化、鉛蓄電池も見直しへ。
83 Bi ビスマス bismuth 硫化物の輝蒼鉛鉱のほか金属単体も産出。名は古い独語 Wissmuth(weisse Masse、白塊)に由来。語源補足:古ドイツ語Wissmuth(weisse Masse, 白塊)のラテン語訳bisemutumに由来など、諸説あり。
84 Po ポロニウム polonium 天然放射性元素の1つポロニウムはα線を出し続ける。体内に取り込むと危険。妻 M. キュリーの祖国Polandにちなむ。
85 At アスタチン astatine 1940年加速器中ビスマスとα線の衝突で作られ た短寿命放射性元素。エカヨウ素。ギリシャ語の不安定(astatos)。
86 Rn ラドン radon ラジウムのα崩壊により生じる放射性貴ガス元素。1900年ドイツのドルンが新元素と確認
87 Fr フランシウム francium フランスのペレーがウラン鉱石から発見した放射性元素。アクチニウムのα崩壊によって生成
88 Ra ラジウム radium 1898年キュリー夫妻が発見。夫人マリーの生涯はラジウム発見物語と共に感動的である。ラテン語の光の放射(radius)
89 Ac アクチニウム actinium 瀝青ウラン鉱からウランをとりだす中で発見。名前の由来は光・放射線 (aktinos)。
90 Th トリウム thorium 天然に存在する放射性元素でスウェーデンの科学者ベルセリウスがトール石から発見した。
91 Pa プロトアクチニウム protactinium 同時期、独立にソディーとハーンが発見。ウランからアクチニウムに崩壊する途中に存在。
92 U ウラン uranium ウラン235に、中性子が当たって起こる連鎖核分裂の大エネルギー。原子力の素。
93 Np ネプツニウム neptunium 最初の超ウラン元素。天王星(Uranus)の外側 の海王星(Neptune)にちなむ。
94 Pu プルトニウム plutonium 長崎の原子爆弾に使用された放射性元素。名前は冥王星(Pluto)にちなむ。
95 Am アメリシウム americium アメリカ(大陸)で発見された。周期表で上にあるのはユウロピウム。
96 Cm キュリウム curium プルトニウムにα粒子を衝突させて合成・発見。キュリー夫妻にちなむ。
97 Bk バークリウム berkelium 哲学者G.バークリーが校名の由来のカリフォルニア大学バークレー校で作られた元素。
98 Cf カリホルニウム californium キュリウムにα粒子を衝突させて合成・発見。命名は発見の場所にちなむ。
99 Es アインスタイニウム einsteinium 水爆実験で発見された元素。理論物理学者アインシュタインにちなむ。
100 Fm フェルミウム fermium Esと同じく水爆実験の灰から発見された元素。名前は原子炉の生み親フェルミにちなむ。
101 Md メンデレビウム mendelevium 現在使われている元素周期表を予言入りで提唱したメンデレーエフにちなむ。
102 No ノーベリウム nobelium ダイナマイトを発明し、ノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルにちなむ。
103 Lr ローレンシウム lawrencium サイクロトロンの発明者アーネスト・ローレンスにちなむ。
104 Rf ラザホージウム rutherfordium 原子核の存在を証明した英国の物理学者アーネスト・ラザフォードにちなむ。。
105 Db ドブニウム dubnium ロシアの合同原子核研究所がある都市ドブナにちなむ。
106 Sg シーボーギウム seaborgium 元素名はアクチノイド系列の名付け親にしてその半数以上を発見したシーボーグにちなむ。
107 Bh ボーリウム bohrium デンマークの物理学者ニールス・ボーアにちなむ。
108 Hs ハッシウム hassium ドイツの重イオン研究所GSIが所在するヘッセン州のラテン語名のハッシアにちなむ。
109 Mt マイトネリウム meitnerium オーストリアの女性物理学者リーゼ・マイトナーにちなむ。
110 Ds ダームスタチウム darmstadtium 元素名はドイツの重イオン研究所GSIのあるヘッセン州ダルムシュタット市にちなむ。
111 Rg レントゲニウム roentgenium ドイツの物理学者ウィルヘルム・レントゲンにちなむ。
112 Cn コペルニシウム copernicium ポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスにちなむ。
113 Nh ニホニウム nihonium 2004年日本で初めて発見された元素! 理化学研究所で400兆回実験の成果。日本にちなむ。
114 Fl フレロビウム flerovium ロシアの物理学者フリョロフの名を冠した研究所にちなむ。
115 Mc モスコビウム moscovium ロシアのドブナ合同原子核研究所の所在地モスクワ州にちなむ。
116 Lv リバモリウム livermorium リバモニウムを人工合成したローレンス・リバモア国立研究所が・・。
117 Ts テネシン tennessine 米国オークリッジ国立研究所の所在地テネシー州にちなむ。
118 Og オガネソン oganesson 現在、最も原子番号の大きな元素。ロシアの物理学者オガネシアンにちなむ。

周期表の全体図(概要)
1 18
1
H
2 13 14 15 16 17 2
He
3
Li
4
Be
5
B
6
C
7
N
8
O
9
F
10
Ne
11
Na
12
Mg
3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
Al
14
Si
15
P
16
S
17
Cl
18
Ar
19
K
20
Ca
21
Sc
22
Ti
23
V
24
Cr
25
Mn
26
Fe
27
Co
28
Ni
29
Cu
30
Zn
31
Ga
32
Ge
33
As
34
Se
35
Br
36
Kr
37
Rb
38
Sr
39
Y
40
Zr
41
Nb
42
Mo
43
Tc
44
Ru
45
Rh
46
Pd
47
Ag
48
Cd
49
In
50
Sn
51
Sb
52
Te
53
I
54
Xe
55
Cs
56
Ba
*1 72
Hf
73
Ta
74
W
75
Re
76
Os
77
Ir
78
Pt
79
Au
80
Hg
81
Tl
82
Pb
83
Bi
84
Po
85
At
86
Rn
87
Fr
88
Ra
*2 104
Rf
105
Db
106
Sg
107
Bh
108
Hs
109
Mt
110
Ds
111
Rg
112
Uub
113
Uut
114
Uuq
115
Uup
116
Uuh
117
Uus
118
Uuo
 
*1 ランタノイド: 57
La
58
Ce
59
Pr
60
Nd
61
Pm
62
Sm
63
Eu
64
Gd
65
Tb
66
Dy
67
Ho
68
Er
69
Tm
70
Yb
71
Lu
*2 アクチノイド: 89
Ac
90
Th
91
Pa
92
U
93
Np
94
Pu
95
Am
96
Cm
97
Bk
98
Cf
99
Es
100
Fm
101
Md
102
No
103
Lr
 
 1  常温で固体       金属元素       アルカリ金属
 1  常温で液体       半金属元素       アルカリ土類金属
 1  常温で気体       非金属元素       ハロゲン
          人工元素       希ガス
                遷移元素

詳細な元素周期律表
 典型金属元素   半金属元素  非金属元素  遷移金属元素   希ガス

  (  )付きの原子量はその元素の既知の最長半減期をもつ同位体の質量数
ⅠA ⅡA ⅢA ⅣA ⅤA ⅥA ⅦA ⅧA ⅧA ⅧA
番号 記号
原子名

電子殻
原子量
1  H
水素
Hydrogen
K1
1.009



























番号 記号
原子名

電子殻
原子量
3  Li
リチウム
Lithium
K2 L1
6.941
4  Be
ベリリウム
Beryllium
K2 L2
9.01218
























番号 記号
原子名

電子殻
原子量
11 Na
ナトリウム
Sodium
K2 L2,6 M1
22.98977
12 Mg
マグネシウムMagnesium
K2 L2,6 M2
24.305
























番号 記号
原子名

電子殻

原子量
19 K
カリウム
Potassium
K2 L2,6 M2,6
N1
39.0983
20 Ca
カルシウム
Calcium
K2 L2,6 M2,6
N2
40.08
21 Sc
スカンジウムScandium
K2 L2,6 M2,6,1
N2
44.9559
22 Ti
チタン
Titanium
K2 L2,6 M2,6,2
N2
47.90
23 V
バナジウムVanadium
K2 L2,6 M2,6,3
N2
50.9414
24 Cr
クロム
Chromium
K2 L2,6 M2,6,4
N2
51.996
25 Mn
マンガンManganese
K2 L2,6 M2,6,5
N2
54.9380
26 Fe

Iron
K2 L2,6 M2,6,6
N2
55.847
27 Co
コバルト
Cobalt
K2 L2,6 M2,6,7
N2
58.9332
28 Ni
ニッケル
Nickel
K2 L2,6 M2,6,8
N2
58.70
番号 記号
原子名

電子殻


原子量
37 Rb
ルビジウムRubidium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6
O1
85.4678
38 Sr
ストロンチウムStrontium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6
O2
87.62
39 Y
イットリウム
Yttrium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,1
O2
88.9059
40 Zr
ジルコニウム
Zirconium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,2
O2
91.22
41 Nb
ニオブ
Niodium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,3
O2
92.9064
42 Mo
モリブデンMolybdenum
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,4
O2
95.94
43 Tc
テクネチウム
Technetium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,5
O2
( 97 )
44 Ru
ルテニウムRuthenium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,7 O2

101.07
45 Rh
ロジウム
Rhodium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,8
O2
102.9055
46 Pb
パラジウム
Palladium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10

106.4
番号 記号
原子名

電子殻



原子量
55 Cs
セシウム
Caesium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,6
P1
132.9054
56 Ba
バリウム
Barium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,6
P2
137.33
ランタン系





72 Hf
ハフニウム
Hafnium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,2
P2
178.49
73 Ta
タンタル
Tantalum
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,3
P2
180.9479
74 W
タングステンTungsten
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,4
P2
183.85
75 Re
レニウム
Rhenium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,5
P2
186.207
76 Os
オスミウム
Osmium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,6
P2
190.2
77 Ir
イリジウム
Iridium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,7
P2
192.22
78 Pt
白金(プラチナ)
Platinum
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,9
P1
195.09
番号 記号
原子名

電子殻



原子量
87 Fr
フランシウムFrancium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,6 Q1
( 223 )
88 Ra
ラジウム
Radium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,6 Q2
226.0254
アクチニウム系





             
ⅠB ⅡB ⅢB ⅣB ⅤB ⅥB ⅦB  
番号 記号
原子名

電子殻
原子量





















2  He
ヘリウム
Helium
K 2
4.00260
番号 記号
原子名

電子殻
原子量






5  B
ホウ素
Boron
K2 L2,1
10.81
6  C
炭素
Carbon
K2 L2,2
12.011
7  N
窒素
Nitrogen
K2 L2,3
14.0067
8  O
酸素
Oxygen
K2 L2,4
15.9994
9  F
フッ素
Fluorine
K2 L2,5
18.998403
10 Ne
ネオン
Neon
K2 L2,6
20.179
番号 記号
原子名

電子殻
原子量






13 Al
アルミニウム
Aluminium
K2 L2,6 M2,1
26.98154
14 Si
珪素(シリコン)
Silicon
K2 L2,6 M2,2
28.0855
15 P
リン
Phosphorus
K2 L2,6 M2,3
30.97376
16 S
硫黄
Sulfur
K2 L2,6 M2,4
32.06
17 Cl
塩素
Chlorine
K2 L2,6 M2,5
35.453
18 Ar
アルゴン
Argon
K2 L2,6 M2,6
39.948
番号 記号
原子名

電子殻

原子量
29 Cu

Copper
K2 L2,6 M2,6,10
N1
63.546
30 Zn
亜鉛
Zinc
K2 L2,6 M2,6,10
N2
65.38
31 Ga
ガリウム
Galliun
K2 L2,6 M2,6,10
N2,1
69.72
32 Ge
ゲルマニウムGermanium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,2
72.59
33 As
ヒ素
Arsenic
K2 L2,6 M2,6,10
N2,3
74.9216
34 Se
セレン
Selenium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,4
78.96
35 Br
臭素
Bromine
K2 L2,6 M2,6,10
N2,5
79.904
36 Kr
クリプトン
Krypton
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6
>83.80
番号 記号
原子名

電子殻


原子量
47 Ag

Silver
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O1
107.868
48 Cd
カドミウム
Cadmium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2
112.41
49 In
インジウム
Indium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,1
114.82
50 Sn
スズ
Tin
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,2
118.69
51 Sb
アンチモンAntimony
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,3
121.75
52 Te
テルル
Tellurium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,4
127.60
53 I
ヨウ素
Indium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,5
126.9045
54 Xe
キセノン
Xenon
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,6
131.30
番号 記号
原子名

電子殻



原子量
79 Au

Gold
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P1
196.9665
80 Hg
水銀
Mercury
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2
200.59
81 Tl
タリウム
Thallium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,1
204.37
82 Pb

Lead
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,2
207.2
83 Bi
ビスマス
Bismuth
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,3
208.9804
84 Po
ポロニウムPolonium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,4
( 209 )
85 At
アスタチン
Astatine
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,5
( 210 )
86 Rn
ラドン
Radon
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,6
( 222 )

ランタノイド
番号 記号
原子名
電子殻



原子量
57 La
Lanthanum
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10
O2,6,1
P2
138.9055
58 Ce
Cerium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,1
O2,6,1
P2
140.12
59 Pr
Praseodymium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,2
O2,6,1
P2
140.9077
60 Nd
Neodymium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,3
O2,6,1
P2
144.24
61 Pm
Promethium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,4
O2,6,1
P2
( 145 )
62 Sm
Samarium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,5
O2,6,1
P2
150.4
63 Eu
Europium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,6
O2,6,1
P2
151.96
64 Gd
Gadolinium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,7
O2,6,1
P2
157.25
65 Tb
Terbium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,8
O2,6,1
P2
158.9254
66 Dy
Dysprosium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,9
O2,6,1
P2
162.50
番号 記号
原子名
電子殻



原子量
67 Ho
Holmium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,10
O2,6,1
P2
164.9304
68 Er
Erbium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,11
O2,6,1
P2
167.26
69 Tm
Thulium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,12
O2,6,1
P2
168.9342
70 Yb
Ytterbium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,13
O2,6,1
P2
173.04
71 Lu
Lutetium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
2,6,1
P2
174.97

























アクチノイド
番号 記号
原子名
電子殻



原子量
89 Ac
Actinium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10
P2,6,1 Q2
227.0278
90 Th
Thorium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,1
P2,6,1 Q2
232.0381
91 Pa
Protactinium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,2
P2,6,1 Q2
231.0359
92 U
Uranium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,3
P2,6,1 Q2
238.029
93 Np
Neptunium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,4
P2,6,1 Q2
237.0482
94 Pu
Plutonium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,5
P2,6,1 Q2
( 244 )
95 Am
Americium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,6
P2,6,1 Q2
( 243 )
96 Cm
Curium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,7
P2,6,1 Q2
( 247 )
97 Bk
Berkelium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,8
P2,6,1 Q2
( 247 )
98 Cf
Californium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,9
P2,6,1 Q2
( 251 )
番号 記号
原子名
電子殻



原子量
99 Es
Einsteinium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,11
P2,6,0 Q2
( 254 )
100 Fm
Fermium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14 O2,6,10,12
P2,6,0 Q2
( 257 )
101 Md
Mendelevium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,13
P2,6,0 Q2
( 258 )
102 No
Nobelium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,14
P2,6,0 Q2
( 259 )
103 Lr
Lawrencium
K2 L2,6 M2,6,10
N2,6,10,14
O2,6,10,14
P2,6,1 Q2
( 260 )


























別の詳細な元素データ

H

He

Li

Be

B

C

N

O

F

Ne

Na

Mg

Al

Si

P

S

Cl

Ar

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18

K

Ca

Sc

Ti

V

Cr

Mn

Fe

Co

Ni

Cu

Zn

Ga

Ge

As

Se

Br

Kr

Rb

Sr

Y

Zr

Nb

Mo

Tc

Ru

Rh

Pd

Ag

Cd

In

Sn

Sb

Te

I

Xe

Cs

Ba

*

Hf

Ta

W

Re

Os

Ir

Pt

Au

Hg

Tl

Pb

Bi

Po

At

Rn

Fr

Ra

**
*Lantanoid

La

Ce

Pr

Nd

Pm

Sm

Eu

Gd

Tb

Dy

Ho

Er

Tm

Yb

Lu

**Actinoid

Ac

Th

Pa

U

Np

Pu

Am

Cm

Bk

Cf

Es

Fm

Md

No

Lr


周期表の全体図(概要)
1 18
1
H
2 13 14 15 16 17 2
He
3
Li
4
Be
5
B
6
C
7
N
8
O
9
F
10
Ne
11
Na
12
Mg
3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
Al
14
Si
15
P
16
S
17
Cl
18
Ar
19
K
20
Ca
21
Sc
22
Ti
23
V
24
Cr
25
Mn
26
Fe
27
Co
28
Ni
29
Cu
30
Zn
31
Ga
32
Ge
33
As
34
Se
35
Br
36
Kr
37
Rb
38
Sr
39
Y
40
Zr
41
Nb
42
Mo
43
Tc
44
Ru
45
Rh
46
Pd
47
Ag
48
Cd
49
In
50
Sn
51
Sb
52
Te
53
I
54
Xe
55
Cs
56
Ba
*1 72
Hf
73
Ta
74
W
75
Re
76
Os
77
Ir
78
Pt
79
Au
80
Hg
81
Tl
82
Pb
83
Bi
84
Po
85
At
86
Rn
87
Fr
88
Ra
*2 104
Rf
105
Db
106
Sg
107
Bh
108
Hs
109
Mt
110
Ds
111
Rg
112
Uub
113
Uut
114
Uuq
115
Uup
116
Uuh
117
Uus
118
Uuo
 
*1 ランタノイド: 57
La
58
Ce
59
Pr
60
Nd
61
Pm
62
Sm
63
Eu
64
Gd
65
Tb
66
Dy
67
Ho
68
Er
69
Tm
70
Yb
71
Lu
*2 アクチノイド: 89
Ac
90
Th
91
Pa
92
U
93
Np
94
Pu
95
Am
96
Cm
97
Bk
98
Cf
99
Es
100
Fm
101
Md
102
No
103
Lr
 
 1  常温で固体       金属元素       アルカリ金属
 1  常温で液体       半金属元素       アルカリ土類金属
 1  常温で気体       非金属元素       ハロゲン
          人工元素       希ガス
                遷移元素

【メンデレーエフ(Dmitriy Ivanovich Mendeleev)】
 [1834〜1907]サンクトペテルブルク大学。ロシアの化学者。1869年に元素の周期律を発見。既知の元素の原子量を訂正、未発見の元素の存在と性質を予告。また、ロシア産業の発展のために多方面で尽力。主な業績元素周期表の作成著「化学の原理」。主な受賞歴コプリ・メダル(1905)
1834年2月8日ロシア帝国トボリスク。1907年2月2日(72歳)、ロシア帝国サンクトペテルブルク。
ドミトリ・イヴァーノヴィチ・メンデレーエフロシア語: Дми́трий Ива́нович Менделе́ев, ラテン文字転写: Dmitrij Ivanovich Mendelejev
1834年1月27日(グレゴリオ暦2月8日)- 1907年1月20日(グレゴリオ暦2月2日))は、ロシアの化学者である。元素周期表を作成し、それまでに発見されていた元素を並べ周期的に性質を同じくした元素が現れることを確認した。この周期性に基づき、当時発見されていなかった数々の元素の存在を予言した。101番元素メンデレビウムは彼の名を由来にした元素である。
経歴

 メンデレーエフは西シベリアのトボリスクに母マリア・ドミトリーヴナ・メンデレーエヴァ(旧姓コルニレヴァ)と父イヴァン・パヴロヴィッチ・メンデレーエフの14人の子供の末っ子として生まれた。14歳、当時中学校の校長をしていた父を亡くした。1849年に貧しい家族とともにサンクトペテルブルクに移り住み、1850年には高等師範学校へと進学した。卒業後の1855年に黒海近くのクリミア半島のシンフェローポリにある中等学校(ギムナジウム)の博物学の教師として赴任した。しかし、クリミア戦争中で講義はなく、すぐにオデッサのリシュリュー・リセ(より程度の高い中等学校)に転任になった。翌1856年に修士論文の審査のため再びサンクトペテルブルクへと戻った。1859年から1861年の間気体の密度についてハイデルベルクで研究を行う。1861年再びロシアに戻った。1862年4月、Feozva Nikitchna Lascheva と結婚した。1864年にはサンクトペテルブルクの高等技術専門学校で化学の教授となった。さらに1865年4月にサンクトペテルブルク大学の技術化学の員外教授に任じられ、12月には正教授に進んだ。1867年10月に技術化学から一般化学の講座に転じた。1865年にジョン・ニューランズが「オクターブの法則」(8番目ごとに似た性質の元素が配置される。)を発表した。メンデレーエフも同様の考えを持っており、1869年の3月6日にロシア化学学会で「Соотношение свойств с атомным весом элементов(元素の性質と原子量の関係)」と題した発表をして『ЖРФХО』誌に掲載され、同年ドイツ語で「Die periodische Gesetzmässigkeit der Elemente」と題し『Z. Chem.』誌に、1872年には『Ann. Chem. Pharm.』誌に掲載された。そこで、元素の周期性について以下のことを指摘した。1871年の周期表。当時未発見のガリウムやゲルマニウムなどの位置は"―"印となっている。メンデレーエフの最初の英語版の周期表。(1891年のロシア語の第5版をベースにしている。)
 メンデレーエフメダル
元素は原子量の順に並べると明らかにその性質ごとの周期性を表す。
科学的特性の類似する元素はほぼ同じ原子量であるか(例:白金、イリジウム、オスミウム)、原子量が規則的に増加するか(例:カリウム、ルビジウム、セシウム)である。元素グループ内での原子量順に並べた元素の配列はいわゆる原子価だけでなく、ある範囲まで、独特の化学的特性と一致する。広範囲に存在している元素の原子量は小さい。分子の大きさが化合物の性質を決定するように、原子量の大きさが元素の性質を決定する。未知の元素の発見が期待される。たとえば、共に原子量が65から75の間であり、化学的特性がアルミニウムに類似する元素およびケイ素に類似する元素が存在するであろう(後年、該当するガリウム、ゲルマニウムが発見される)。元素の原子量は原子番号順で前後する元素の原子量に関する知識により修正できることがある。たとえば、テルルの原子量は123から126の間にあり、128にはなりえない。元素の特徴的な特性はその原子量から予言できる。
周期表の考えは発表当初は疑いの目で見るものも多かった。「それなら、今度はA, B, C, …の順に並べてはどうだ」という者もいたという。しかし、メンデレーエフが周期表に空欄を作って予言したとおりの場所に、1875年にガリウム、1879年にスカンジウム、1886年にゲルマニウムと次々と新元素が発見されたことから正確さが確かめられ、高く評価されるようになった。なお、メンデレーエフが周期表を発表した数ヵ月後にドイツのロータル・マイヤーが事実上同一の表を発表しており、周期表はメンデレーエフとマイヤーの共同成果であると考える者もいるが、未発見の元素の予測の質がよかったため、メンデレーエフ単独の功績とみなされている。1890年、サンクトペテルブルク大学の学生の奨学金増額要求を文部大臣イワン・デリャーノフに取り次ぎ、拒否されるとそれに抗議して同大学を辞職した。辞職した後、海軍省の依頼で無煙火薬を研究し1891年までにピロコロジオンを発明した。1892年、王立協会外国人会員選出。同年、メンデレーエフは度量衡局の所長となった。メンデレーエフは死去するまで度量衡局の局長を務めた。メンデレーエフの研究は、1906年のノーベル化学賞にノミネートされるも、たった一票の差でアンリ・モアッサンに敗れる。翌年に死去。
逸話

 1869年の2月17日、元素の原子量とその化学的特性との関係について考えていたメンデレーエフは、そのまま眠りに落ちてしまった。居眠りの最中、彼は夢の中で、すべての元素が原子量の順に並んだ表を見た。目を覚ました彼は即座にその表を紙に書いた。彼はこの表から、元素を原子量の順に並べると化学的特性が周期的に繰り返されるという発想を思い付いた。当局に追われるイワン・セチェノフを一時期、自身の研究所に雇い入れて庇護した。ドミトリ・メンデレーエフの息子ヴラジーミルは海軍少尉として1891年から1892年にかけて長崎に数回寄港し、日本人ヒデシマ・タカとのあいだに娘フジをもうけた。その後、ドミトリ・メンデレーエフはヒデシマに養育費を送った。娘のリュボーフィは、詩人のアレクサンドル・ブロークと結婚する。ブロークの死後は共産党政権の支配がおよんでいなかった南ロシアに逃亡した。メンデレーエフ家のアパルトマンは1919年からブロークの友人で画家のユーリイ・アンネンコフが借りて住んでいた

ウォッカに関する口承

度量衡局長となったメンデレーエフが、ウォッカの製造技術の標準化に携わり、「ウォッカはアルコールを40%含む」と規定されるきっかけを作ったとする話が伝わっている。実際には、度量衡局でそのような規定を定めた事実はない。また、ウォッカに関する規定は1843年には設けられており、当時9歳のメンデレーエフが関わる余地はなかった
 心霊術への懐疑的態度

 メンデレーエフの友人であったアレクサンドル・ブートレロフは当時流行していた心霊術実験を信じ込んでいた。メンデレーエフは1875年にロシア物理化学会にあてて、心霊現象究明委員会の設置を要求し、心霊術のからくりをあばく仕事に乗り出している
 その他

 メンデレーエフの功績を顕彰するため、様々なものの名前に彼の名が残されている。例えば1955年、101番元素は彼の名にちなみ「メンデレビウム」と命名された。その他、月のクレーターの名称、タタールスタン共和国の都市メンデレーエフスク、モスクワ地下鉄9号線の駅(メンデレーエフスカヤ駅、「メンデレーエフの駅」という意味)、国後島の空港(メンデレーエフ空港)などがある。メンデレーエフスカヤ駅の装飾は分子模型をかたどったユニークなものである。2016年2月8日には、メンデレーエフの生誕182年を記念して、Googleのロゴマークが彼にちなんだものにされた。





(私論.私見)