| 石田梅岩の思想考 |
(最新見直し2010.05.19日)
| (れんだいこのショートメッセージ) |
| ここで、「石田梅岩の思想考」をものしておく。 2010.05.22日 れんだいこ拝 |
| 【石田梅岩の思想考】 |
| 日本の商人道の開祖とも言われる「石門心学」。経営の神様といわれた松下幸之助が学び尊敬した石田梅岩(いしだばいがん)の教え。注目すべきは「安楽」という言葉。梅岩は、「自分がすべきことに懸命に努めていれば、肉体的な苦労は多いだろうが、精神的には安楽が得られる。勤勉によってもたらされる安楽こそ、労働から得られる最上の喜びである」と説いた。梅岩の労働観がよくあらわれた言葉である。彼は働くことの第一の意義や目的を、報酬にではなく心の安らかさに見ている。努力や勤勉はその安楽を得るための手段なのだ、と。働くというのは「はたを楽にする」行為であるという諭しと通じている。労働や勤勉は報酬を得るのが目的ではなく、周囲の人を楽にする。親の安楽や家族の幸せなどに奉仕することに最大の価値がある。その延長上に自分の喜びや安らぎが返ってくる。 山岡 正義 著「魂の商人 石田梅岩が語ったこと」 (サンマーク出版) http://dokusume.com/modules/store/ 盛田昭夫と共にソニー創業者の一人として知られる井深大(いぶか まさる)の言葉にこんなものがある。「仕事の報酬は仕事だ。それが一番うれしい」 。松下幸之助の言葉「商の原点は、どうしたら売れるか儲かるかではなく、どうしたら人々に心から喜んでもらえるかである」。まさに石田梅岩の教えとリンクしている。商売をはじめるきっかけは人様々であるが、その使命目的を「自我」か「真我もしくは大我」のどちらに置くかによって大きく異なることになる。自分の欲のため、自分を満足させるため、儲かりそうだなと始めるのは「自我」。自分の欲や執着から離れ、人を喜ばせることと、困っている人を助けたいという想いから始めるのが「真我」や「大我」。前者は時が来たらなくなるが、後者は未来永劫続く。日本に続くこの商いの精神は、時代が変わっても色褪せることない教えだと思われる。 |
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| 参考文献 |
(私論.私見)