| 訳出8 | リンカーン大統領のゲチスバーグ演説 |

| (れんだいこのショートメッセージ) |
| 「人民の人民による人民の為の政府」という有名な文言の原文に接しておきたかった。「プロジェクト杉田玄白 正式参加作品リスト」の「ゲティスバーグ演説」を参照した。 2005.4.4日 れんだいこ拝 |
| 【「(れんだいこ訳)リンカーン大統領のゲチスバーグ演説」】 |
| ゲチスバーグ演説 1863.11.19日、ペンシルバニア・ゲチスバーグにて 4世代と7年前に私たちの祖先たちはこの大陸に、新しい国を創った。その国は、自由の理念を尊び、全ての人は平等に創られているという命題を遵法していた。 今、我々は大きな内戦の最中にある。この内戦は、かの国が、あるいはそのような理念され遵法された国が、如何に長く持ちこたえられるものかどうかを試している。 我々は、その戦争の大戦闘の最中で会している。 我々がやってきたのは、その国を生き延びさせねばならないとの信念で生命を犠牲にした人々に対して、我々も又最後の安息の地として戦場を共にするためである。 我々がかく為すべきであるということは、全く時宜にかなっており正義である。 しかし、より広い意味でいえば、我々はこの大地に捧げることも、神聖化することも、清めることもできない。 ここで奮闘した勇者たちが、生ける者も死せる者も、この地を神聖化してしまっており、我々の貧弱な能力をもってしてはもはや何かを付け加えたり取り除いたりすることなどできやしない。 世界は、我々がここで言うことなどほとんど気に留めないだろうし、それを長く記憶にとどめることもないだろう。しかし、彼らがここで為したことを決して忘れることができない。 我々生きる者の使命とはむしろ、ここで戦った人々がこれまで気高く前進させた未完の仕事に身を捧げるべきであるということか。 ここにいる我々の使命とはむしろ、我々の前に残されている偉大な任務に専念することである。この名誉ある死者たちから一層の熱意を汲み取り、彼らが最後の完全な献身策を捧げた主義に対し、我々が更に身を捧げるべきであるということか。 その任務とは、あの死者たちの死を無駄にはしないこと、この国が神のもとで自由の新たな誕生を生み出すこと、人民の、人民の手による、人民の為の政府を、この地上から消え去さらせはしない、と深く決意することである。 |
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| 【「リンカーン大統領のゲチスバーグ演説」原文とれんだいこ和訳】 |
| The Gettysburg Address |
| ゲチスバーグ演説 |
| (備考) Address(公式の)あいさつの言葉、演説、講演) |
| Gettysburg, Pennsylvania November 19, 1863 |
| 1863.11.19日、ペンシルバニア・ゲチスバーグにて |
| Four score and seven years ago our fathers brought forth on this continent, a new nation, conceived in Liberty, and dedicated to the proposition that all men are created equal. |
| 4世代と7年前に私たちの祖先たちはこの大陸に、新しい国を創った。その国は、自由の理念を尊び、全ての人は平等に創られているという命題を遵法していた。 |
| (備考) score(20年を意味する古英語表現)、Four score and seven years ago(4×20と7で87年前ということになる)、 conceive(思慮する)、proposition(立案、命題)、dedicate(捧げる、専念する)。 |
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Now we are engaged in a great civil war, testing whether that nation, or any nation so conceived and so dedicated, can long endure. |
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今、我々は大きな内戦の最中にある。この内戦は、かの国が、あるいはそのような理念され遵法された国が、如何に長く持ちこたえられるものかどうかを試している。 |
| (備考) engage(交戦する)、 endure(耐える)。 |
| We are met on a great battle-field of that war. We have come to dedicate a portion of that field, as a final resting place for those who here gave their lives that that nation might live. It is altogether fitting and proper that we should do this. |
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我々は、その戦争の大戦闘の最中で会している。 |
| (備考) portion(分与産、相続分)、proper(適切な) |
| But, in a larger sense, we can not dedicate -- we can not consecrate -- we can not hallow -- this ground. |
| しかし、より広い意味でいえば、我々はこの大地に捧げることも、神聖化することも、清めることもできない。 |
| (備考) consecrate(奉献する) |
| The brave men, living and dead, who struggled here, have consecrated it, far above our poor power to add or detract. |
| ここで奮闘した勇者たちが、生ける者も死せる者も、この地を神聖化してしまっており、我々の貧弱な能力をもってしてはもはや何かを付け加えたり取り除いたりすることなどできやしない。 |
| (備考) detract(減じる ) |
| The world will little note, nor long remember what we say here, but it can never forget what they did here. |
| 世界は、我々がここで言うことなどほとんど気に留めないだろうし、それを長く記憶にとどめることもないだろう。しかし、彼らがここで為したことを決して忘れることができない。 |
| It is for us the living, rather, to be dedicated here to the unfinished work which they who fought here have thus far so nobly advanced. |
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我々生きる者の使命とはむしろ、ここで戦った人々がこれまで気高く前進させた未完の仕事に身を捧げるべきであるということか。 |
| It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us -- that from these honored dead we take increased devotion to that cause for which they gave the last full measure of devotion -- that we here highly resolve that these dead shall not have died in vain -- that this nation, under God, shall have a new birth of freedom -- and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth. |
| ここにいる我々の使命とはむしろ、我々の前に残されている偉大な任務に専念することである。この名誉ある死者たちから一層の熱意を汲み取り、彼らが最後の完全な献身策を捧げた主義に対し、我々が更に身を捧げるべきであるということか。 その任務とは、あの死者たちの死を無駄にはしないこと、この国が神のもとで自由の新たな誕生を生み出すこと、人民の、人民の手による、人民の為の政府を、この地上から消え去さらせはしない、と深く決意することである。 |
| (備考) cause(主張、主義、運動)、measure(手段、方策)、perish(消滅する ) |
| 【「リンカーン大統領のゲチスバーグ演説」の歴史的意義について】 |
| 「リンカーン大統領のゲチスバーグ演説」は、革命的精神と献身に対する普遍の激励メッセージとなっている。「11.19精神」とでも云うべきか、リンカーンならではの言い回しで、既に倒れた者を聖化し、後に続く者を鼓舞している。見事と言う他無い。そのリンカーンの結びの言葉が、「人民の、人民の手による、人民の為の政府の擁護」であった。末尾のこの一節が有名であるが、前段の「革命的精神と献身に対する普遍の激励メッセージ」と対になって生み出されていることを見て取るべきだろう。 ちなみに、「人民の、人民の手による、人民の為の政府」の訳を改変する向きがあるが、却ってややこしくさせるばかりだろう。れんだいこは、「人民の、人民の手による、人民の為の政府」で良いと思う。実に、その後の歴史もまさに正しくその意でこのフレーズを復誦していったのではなかったか。それを思えばなおさら「人民の、人民の手による、人民の為の政府」を正訳としたい。 もう一つ付言しておく。ここで述べられているリンカーンの「自由の国アメリカの擁護」と、近頃ブッシュが狂信化させている「自由の輸出」の間には千里の距離があるというべきではなかろうか。我々が評価してきたのは「自由の国アメリカの擁護」止まりであり、「自由なる革命の輸出国アメリカ」では無かろう。 この差を弁えない米英ユ同盟礼賛論を事もあろうに外務省高官が唱える時代に入っている。その下僕が一国の首相となり、官邸主導という名目で傀儡政治する時代に入っている。典型的な売国奴の癖に「国家百年の計」を付け加えて説教するから嫌らしいことになっている。 2005.4.4日 れんだいこ拝 |
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(私論.私見)