| 道路財源問題考 |

(最新見直し2008.3.19日)
| Re:れんだいこのカンテラ時評379 | れんだいこ | 2008/03/19 |
| 【民主党よ、立ち止まる勇気を持て】 福田政権死に体論が出回り始めている。暗礁に乗り上げているのは事実だが、れんだいこが見るところ、死に体なのは福田政権のみならず各諸野党をも含む日本政治そのものではなかろうか。ここでは道路財源問題を採り上げるが、一般財源化すべし論を唱えている連中は皆、国際金融資本の雇われであり、彼らの指示に従って福田政権攻撃しているに過ぎない。以下、これを論証する。 丁度折りも折、太田龍・氏が「2008.3.17日付け時事寸評bQ362」の「皇道派=真崎甚三郎陸軍大将の名誉回復に向けて、我々は確固たる展望を以て、今一歩を踏み出す」で、戦前の2.26事件を総評して、これを指揮した真崎大将と「皇道派」の歴史的見直しの必要について述べた後、次のように云う。 「反皇道派、反真崎の統一戦線、それは次の如き陣営によって構築されている。(1)・昭和天皇、(2)・昭和天皇を狂信する集団、(3)・日本の国家そのもの、(4)・日本共産党その他の日本の左翼陣営まるごと、(5)・讀賣、朝日、NHKを頂点とする日本のマスコミのすべて、(6)・「反体制的」左翼、リベラル派のすべて、(7)・日本の「右翼」「民族派」のすべて。これだけあれば、真崎大将を封殺する包囲環は、アリ一匹、這い出て来るスキマもないと、見えるかも知れない」。 れんだいこは、この指摘に興味が湧く。日本政治史を紐解く時、時にこういう現象が現れていることに気づく。平素は、右翼と左翼は敵対し、マスコミは各社とりどりに政府を提灯批評している。ところが、或る課題になると途端に、それも重要な事件になればなるほど政界一致し、統一戦線が組まれる。これってオカシクは無いか。れんだいこにはそういう気づきがある。 記憶するだけでも、征韓論争から西南の役、大正天皇論、2.26事件、ロッキード事件に見られる奇妙な悪評価、ごく最近では、松岡農相変死事件の自殺論、イージス艦の漁船衝突事件に於けるイージス艦側の事故直後救出活動に対する不問、これらにつき右から左までが奇妙に口裏合わせし史実を偽造している。 道路特定財源の一般財源化論も同じような風潮を見せている。小泉派が仕掛け、今もエールしている。対する野党は民主党から社民党、共産党まで一致共闘している。マスコミ各社は無論である。最近の強権著作権論の後押しも然りである。太田龍式方程式から云えば、臭いと思うべきだろう。れんだいこには、これらの勢力が皆、政治役者に思えて仕方ない。連中が正義面して力めば力むほど政界ピエロに見えて仕方ない。 阿修羅情報(ttp://www.asyura2.com/08/senkyo48/msg/522.html)によると、「小野寺光一の政治経済の真実」の「日本の政治はどうやっていけばいいのか?」が、重要な指摘をしている。小野寺氏は、ゴルバチョフ改革が、「結果は、国営だった企業を全て民営化という名目でいわゆるユダヤ外資に売り飛ばす結果になった。官僚は没落して、企業経営者は最大の権力を握った」ことを指摘している。次に、小沢一郎氏や亀井静香などの政治家が仮に、今現在の「郵政民営化」というものにストップをかけて国営に戻そうとしたら、「おそらくC○Aが、上記の政治家に対して暗殺を企てるだろうということである。つまりわれわれは、リスク管理をしないといけない」と指摘している。 次に、「実際に田中角栄は日本を良くしたからロッキード事件にやられた。立花隆に資料提供したのは韓国KCIAである。その資料をもとに金脈追求がなされた」とも指摘している。元をただせば、イエスキリストがそうだったとも指摘している。天下り問題、官僚攻撃の裏本質に触れた後、最後に道路財源問題に触れて次のように述べている。 「道路特定財源を一般化するということは?。私が道路特定財源について思うことは、もし道路特定財源を、一般財源化したら、一般財源化するということは大蔵省の管轄になるということだ。つまり国土交通省の管轄から大蔵省の管轄になる。となると、現在、大蔵省(と厚生労働省)については官僚が外資に天下りしている例が非常に多いためおそらく、外資のために使われるだろう」。 他にもいろいろ書いているが、れんだいこが得心するのは以上のくだりである。 ところで、道路財源問題を問う時、元々一般財源であったものを去る日、特定財源化させた時の田中角栄の獅子奮迅の働きに触れずには済まされない。ところが、今現に諸野党が繰り広げている弁論からは田中角栄のタの字も出ない。これって議論マナーとして不正ではなかろうか。意図的に無視しているとしか考えられない。 れんだいこは、「田中角栄の議員立法」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/jinsei/kakuei/giyoseki_giinriipou.htm)で確認し、サイトアップしている。それによると、大蔵省が猛反対し、民社党の春日一幸が大蔵省の意を受けて反対質疑している。これらの反対を押しのけて、有能官僚を見出し、当時としては考えられない常識破りの受益者負担論に基き法制化した経緯がある。 端緒に於けるこの慧眼で、その後道路整備が急速に進み、モータリーぜーション時代に即応することができた。日本は、角栄が夢に描いた通りに「土木事業を基礎としてその上に各種産業を隆盛させ流通先進国家を目指す」総路線を目指し、未曾有の高度経済成長を成し遂げていくことになった。こういう国の将来を作る背骨となるような法案を、まだ30代前半だった田中角栄が作り上げたことになる。 その後、道路行政が利権化し、今日制度疲労していることは分かる。それはそれで解決すればよいだけのことである。しかし、その問題と道路財源の一般財源化とは質が違う。元の木阿弥に戻してしまうと、小野寺光一氏の指摘するように「国土交通省の管轄から大蔵省の管轄になり、外資のために使われる」の指摘通りになるであろう。日本は内治に金が使えず、国際金融資本の打ち出の小槌として利用され続け、費消されるだけだろう。 この疑念を抱かず、道路特定財源の一般財源化を主張するのは為にする者であり、小泉流エセ改革の随伴者でしかない。小泉政権歴代3位の長期化にはこういう事情があったと思われる。してみれば、それに辟易して民主党に期待し参院過半数の勝利を得さしめたにも拘らず、本質的に小泉政治を継承しようとする民主党の正体がバレれば、消費税反対で立ち賛成で亡びたかっての社会党と同じく一挙に棄てられるだろう。民主党の一般財源化論にはそういう危うさがあるが、自らその道へ分け入る者に漬ける薬は無い。 れんだいこは特段に民主党に期待しているわけではない。社民党、共産党の余りにもなお粗末に辟易し、他に頼れる政党が無いと云う意味で民主党、国民新党、大地党に期待しているに過ぎない。他にもう一つ要因を挙げるとすれば、小沢がかって角栄の薫陶享けて居るという政治履歴に対して期待している面がある。が、世の中が角栄政治を待望しているのに、自ら角栄政治を否定してはしゃぎ続けるなら何の期待も無い。足元を滑らさないよう願うばかりである。 田中角栄考 (ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/) 2008.3.19日 れんだいこ拝 |
||
![]()
(私論.私見)