| ダイエーの業績実態考 |

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ダイエー。04年2月期の連結業績は売上高1兆9936億円、経常利益315億円、最終(当期)利益181億円、有利子負債(金融子会社を除く)1兆751億円。パートとアルバイトを含めた総従業員数は、グループ全体で7万7244人、ダイエー単体で4万582人(04年2月末現在)。 大手行で唯一、不良債権処理が遅れたUFJも金融庁の特別検査で不良債権処理の積み増しを求められ、巨額赤字になった04年3月期決算を機に、「大口融資先の再生・処理加速」を公約。主力行の中でもUFJが最多の融資をしているダイエーの処理に弾みがついた。 |
| 「山本清治の『クラブ9』」の「ダイエーは堂々たる優良企業 --- その実体と紛糾の背景を探る」に興味深い指摘がなされている。それによると、現在までに開示された今2月期の業績予測を加えると、「ダイエーは収益力でイオンを大幅に上回る可能性が高い」と云う。その根拠として、@・ダイエーは今期に営業利益を31%増の180億円に改善し、有利子負債を9000億円以下に圧縮する。A・その結果、有利子負債は金融庁が優良債権の条件とするキャッシュフローの10倍以内に収まる。B・今期の売上高は前期比マイナスであるが、同業他社も皆マイナスである。C・発表が近い8月中間期の予想営業利益は60億円で、20億円のイオンを上回り、業界第2位に躍進する。D・通期単体の最終利益でも400億円のダイエーは190億円のイオンの2倍である等々指摘している。その上で、概要「ダイエーが自主再建に成功すれば、ダイエーは超優良企業に変身することもも有りうる」とコメントしている。 にもかかわらず主力3行が再生機構送りを画策しているのは何故か。それは金融庁の意向を反映しており、「金融庁の報復を恐れて同調したからだろう」と云う。「経済産業省は金融の都合で企業の生死を論じるのは本末転倒だと述べている」が、銀行の監督官庁は金融庁であり、その金融庁を竹中が握って指図している以上どうにもならない。 参考までに、「大手スーパーの2003年度の経営状況(単体)」を書き付けておく(2004.8.20日付、日経新聞より)。
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(私論.私見)